マネジメントの本

デザイン×ビジネス デザインとは何か?

デザイン×ビジネス デザインとは何か?
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著者:
南雲 治嘉
定価:
本体1780円(税別)
発行日:
2016/12/21
ISBN:
9784295400387
ページ数:
191ページ
サイズ:
210×150(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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デザインとは何か? これが本書のテーマである。

工業デザイン、ファッションデザイン、インテリアデザイン、パッケージデザイン、広告デザイン、
Webデザイン、UIデザイン、サービスデザイン、建築デザイン、都市デザインなど、
すべてのビジネスにデザインが存在する。ビジネスとデザインは表裏一体である。


最近よく「デザイン思考」というワードを見かけるようになったが、
「デザイン思考」は単なる“やり方"の一つでしかない。
「デザイン思考」と表現して体系化したことで、あたかも新しい方法論のように見えるが、
それらの手法はこれまでにも存在していたものだ。


 


では、そういった手法を取り入れ、入念にマーケティングしたはずのビジネスが、
なぜうまくいかないことがあるのか?


その疑問に答えるのが本書である。


足りないのは手法ではなく、デザインの本質だ。
本質を知らずして、手法を生かす術はない。


技術力が拮抗し、差別化が難しくなった現代において、
デザインのちからでビジネスを飛躍させたいと考える勘のいい人は、
ぜひ、本書でデザインの本質を知り、それを成し遂げてほしい。


著者紹介
南雲 治嘉(なぐも はるよし)
グラフィックデザイナー、アートディレクターとして活躍。
また、視覚心理学、デザイン理論、表現技術、色彩などの分野で新しい理論を打ち立て、研究と実践を行う。特にデジタル色彩では日本の先端にいる。
デジタルハリウッド大学院デザインビジネス開発ラボの教授を務め、企業との連携でデザインビジネスを基本とした、ビジネスモデルの開発を手がけている。
代表を務める会社では日本企業のデザインコンサルティングを行うなど、ビジネスシーンでも活躍。
また、国内産業の成長促進のため、国策としてデザインに力を入れ始めている中国に講師として招かれ、
国立大学で特別講義も行うなど、デザインとビジネスを結ぶ架け橋として活動の幅を広げている。
一般社団法人国際カラーイメージ協会理事長。デジタルハリウッド大学教授。主な著書は、『視覚表現』『新版カラーイメージチャート』『常用デザイン』『レイアウトデザイン』『デジタル色彩デザイン』以上グラフィック社、『100の悩みに100のデザイン』『色の新しい捉え方』以上光文社新書、『視覚デザイン』ワークスコーポレーションなど多数。

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もくじ

はじめに

第1 章 デザインとは何か

1. デザインの意味
①デザインは計画である
②デザインとビジネスの接点
③自然はデザインではない
④偶然はデザインではない
⑤デザインは芸術ではない
⑥デザインの三属性
⑦作品はメッセージである
⑧見栄えだけのデザインはない

2. デザインとビジネスに 共通する目的
①ニーズに応える
②人の生活を支える
③人の機能を拡大する
④笑顔と共鳴を生み出す
⑤感動させる
⑥幸せを作る
⑦デザインが愛である理由


第2 章 デザインビジネスの基本を押さえよう

1. デザインに必要な考え方
①デザインを切り口としたビジネスへ
②デザインとビジネスの関係
③デザインは送り手と受け手の世界
④受け手に解釈の自由はない
⑤ターゲットを知る
⑥デザインの精神は「思いやり」
⑦ユーザビリティは必須
⑧ユニバーサルデザインの重要性
⑨ユビキタスの進化
⑩常用デザインの3U 時代
⑪エコとデザイン

2. ビジネスを動かす デザインの力
①目立たせる
②伝える力̶メッセージの伝達
③広める̶認知度を深める
④記憶させる
⑤誘導する
⑥動かす
⑦充足させる
⑧癒す
⑨権威づける


第3 章 ビジネスに生きるデザインの形

1. 2 次元をデザインする
①印刷メディア
②編集メディア
③通信メディア

2. 3 次元をデザインする
①気体のデザイン
②液体のデザイン
③立体のデザイン
④空間のデザイン

3. 4 次元をデザインする
①マンガと止められる時間
②アニメの特有な時間
③ゲームと集中する時間
④映像と同時進行する時間
⑤CM は繰り返される時間

4. イベントをデザインする
①パーティは参加する楽しみ
②展示会は知る喜びの場
③催事は共有する時間の感動

5. 教育をデザインする
①知性メディア
②感性メディア
③拡張メディア
④心のメディア


第4 章 デザインの制作手法を学ぶ

1. デザインするための素材
①素材から考えたバウハウス
②絵のメッセージ量は多い
③文字は読むためにある
④絵と文字の組み合わせ
⑤材質の美を引き出す
⑥照明は空間の質を作る
⑦間(ホワイトスペース)は必須の条件
⑧点の性質と機能
⑨線の性質と機能
⑩面(形)の性質と機能
⑪色の性質と機能

2. デザインの構成の仕方
①すべてはイメージ作りから始まる
②なぜバランスをとるか
③ムーブメントの効果
④リズムはどんなときに必要か
⑤破調は繊細な刺激を生む
⑥シンメトリーのメリットとデメリット
⑦コントラストはなぜ必要か
⑧アクセントの強み
⑨オーダー(秩序)が美を作る
⑩グルーピングは同質のものを探す 
⑪アートディレクションはデザイナーの基本

3. 制作とアウトプット
①手描きは本能
②写真のデジタル化
③映像の制作プロセス
④CG による画像制作
⑤印刷の制作プロセス
⑥インターネットの発信まで
⑦もう一つの本能「手作り」
⑧製品の生産
⑨家を建てるプロセス
⑩都市をデザインする


第5 章 企画から企画書まで

1. 企画のポイント
2. 企画の立て方
3. 目標の立案
4. テーマの設定
5. コンセプト作り
6. イメージの選定
7. ターゲットの設定と分析
8. アイディアの発想
9. 完成予想図を描く
10. セールスポイントを 明快にする
11. 効果予測を立てる
12. 企画書の作り方
13. プレゼンテーションの方法
14. 効果測定を行う

第6 章 デザインのビジネス展開へ

1. デザインを切り口にビジネスを考える
2. デザインにはバイオリズムがある 
3. 人の習性と流行の仕組み
4. ヒット商品の要因
5. 恒常的な嗜好性の認識
6. デザインのヒントは今にある
7. 進歩よりも確かな備え
8. デザインビジネスの志向
9. デザインビジネスの展開
10. デザインビジネス開発の研究

おわりに

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