編集者コラム

2017.08.16

「とにかくはたらく」前に、「なんのためにはたらくか」考えて

「人は、生きるために食べるのであって、食べるために生きるのではない」。
 これは、本書に40個載っている「フランス式格言」のうちの1つです。


 日本人は、「はたらかないと世間体が悪いから」「この会社なら親も安心
 するから」「他にやりたいこもないから」といった理由で、どこではたらくか
 を決めることが多いのではないしょうか。けれど、本書「フランス式 毎日が
 おもしろくなる 自分らしくはたらく手帳」では、そういった受け身な人生で
 はなく、あなたらしく、あなたの選択で人生を構築するヒントをお伝えします。


 著者の前田康二郎氏は、フランス人は「生き方の中に、はたらき方がある」と
 述べます。一方で私たち日本人は、「はたらき方の中に、生き方がある」と考
 えている人も多いでしょう。つまり、「仕事」という部分の周りに付随する小
 さなものとして、「家庭」「趣味」「社会貢献活動」などがあるというイメー
 ジです。


 つまり、人生で最も大切なことは、「仕事」であり、どんな仕事をしたかで人
 生を判断されてしまう。
 それは、自分がそう考えているのかもしれませんし、世間や家族からそう判断
 されることもあるのでしょう。
 もちろんそれはそれでいいのですが、はたらき方は、あなたが人生で何を大事
 にしたいのか、という価値判断なしに決めることはできません。


 もし、あなたが、「とにかくはたらかなくてはいけないからはたらく」「はた
 らくのが一人前だから」など、なんの目標もない状態であれば、いつかは必ず
 それを見つめなおすときが来ます。


 本書「フランス式 毎日がおもしろくなる 自分らしくはたらく手帳」は、
 発売1か月で重版を重ね、1万部を突破しました。
 上記のような悩みを持っている人が多いのかもしれません。


 冒頭に載せたような、心の琴線に触れるフランス式の格言と、そのあとに、文
 章を踏まえた、著者からあなたへの質問あります。そして、あなた自身が書き
 込める記入欄を用意しました。


 Q.「あなたが人生で一番大事にしたい」と思っているものはなんですか?


 この本と一緒に、理想の毎日を手に入れる旅に出かけましょう。


 【フランス式 毎日がおもしろくなる 自分らしくはたらく手帳】 https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4295400947/cmpubliscojp-22/