編集者コラム

2016.07.27

なんで「ちょっと自信家」な人ほど会社で伸びるのか?


 社会で実際に活躍している人、ぐっと伸びる人の多くは、自分は「できる」
 と思い込んでいる、自己肯定感が高い人が多いというデータがあります。
 要は、根拠のない自信を持っている、ちょっと自信家なぐらいの人のほうが
 伸びるというのですが、それはなぜでしょう?


 先月発売の新刊、『1日5分 「よい習慣」を無理なく身につける できた
 ことノート』の著者、永谷研一さんによると、そのカギは、「振り返り」に
 あります。


 永谷さんは、これまで1万2000人以上の目標と行動のデータを10年に
 わたって蓄積・分析してきた中で、人の成長には、「振り返り」がいちばん
 重要なファクターだと断言します。


 振り返りというのは、つまり「自分の経験」に対する批判的な自己観察で、
 成長というのは、そうした観察をもとにして「行動をよりよく変えること」
 だといえます。


 こうした、ある意味「自分への批判的な視点」に耐えて行動を変えるには、
 そもそも自己肯定感が高い状態でないといけません。


 でも、自己肯定感が低い人は「自分はどうせこういう人間だから」といった
 形でそもそも批判的な思考になりにくい。
 だから、行動がよい方向になかなか変わっていきません。
 結果として、自己肯定感が低いと、成長にはマイナスなのです。


 そこで、自分の「できたこと」を見つめて自己肯定感を高めつつ、効果的な
 「振り返り」を行うオリジナルの方法を教えるのがこの本です。


 具体的には、その日の「できたこと」をメモして、週に1回、簡単な内省文
 (振り返り文)を書く。
 これによって、自分を変える「よい習慣」が身についていきます。


 人の行動変容を補助するITシステムの開発で日米で特許も持ち、大企業や
 大学・高校などで人材教育に携わっている「行動を変える専門家」が書いた
 本書のメソッド。
 仕事や勉強、子育てやダイエットなど、さまざまな分野で使えるこの方法を
 あなたも試してみませんか。


 【1日5分 「よい習慣」を無理なく身につける できたことノート】
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844374826/cmpubliscojp-22/