編集者コラム

2017.08.30

シリコンバレーに学ぶ21世紀を生き抜くための「スピード」感

 “Get Shit Done!” 

 規制のかかりそうな単語が含まれていますが、この言葉、
 実はシリコンバレーの多くの企業で好んで使われています。
 日本語に訳すなら「とっととやっちゃおうぜ!」がニュアンス的に
 一番近いのですが、なぜシリコンバレー企業はそこまで
 「スピード」にこだわるのでしょうか?
 
 答えは単純明快。
 現代のビジネスにおいて、他社に先んじてユーザーのニーズをつかみ、
 その変化に応じて高速サイクルで商品の開発・修正を行っていくことは
 確立された1つの成功原則であるからです。
 
 Google、Appleといった世界的大企業から、
 Netflix、Airbnb、Uberなどの新進気鋭の企業まで、
 成功を収めたシリコンバレー企業は皆、この「スピード」感を帯びています。
 
 本書では、シリコンバレーにおけるこの「スピード感」を生み出す価値観と、
 そこから生み出されたアジャイル、リーンスタートアップなどの革新的なメソッドの数々、
 そしてそれらを日本企業がどうやって導入すべきかが網羅的に解説されています。
 
 「アメリカだからそんな革新的なことができるんじゃないの?」
 と思われる方もたくさんいらっしゃるでしょう。
 確かに、これまでアメリカの最先端の企業文化、働き方、管理手法などは
 主に「洋書の翻訳」という形で日本に伝えられてきました。
 例えるなら、調味料なしの本場のハンバーガーでしょうか。
 
 しかし、本書は日本企業の実態を知り尽くした
 3人のバイリンガル・コンサルタントによる
 「日本企業のためだけに書き下ろされた、シリコンバレー式経営の指南書」です。
 しっかりと日本風に調理されていますので、ご安心ください。
 
 また、個人や少規模のチームから
 組織全体へスピード感を派生させていく方法も紹介されているため、
 経営者はもちろんのこと、会社の変革を望む
 すべてのビジネスパーソンにとって必読の1冊となっています。
 
 これまで個別に紹介されることの多かったシリコンバレー式経営手法の数々を
 日本企業向けにまとめた、意欲作にして金字塔!ぜひお読みください!

【日本企業がシリコンバレーのスピードを身につける方法】
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