編集者コラム

2014.08.27

仕事はプレゼンの連続です


プレゼンというと、これまでは企画職など特定の職務の人だけが必


要としているスキルと思われていました。しかし、プレゼンスキル
というのは「企画を売るスキル」だけではなく、「商品を売るスキ
ル」であり、「自分を売るスキル」でもあるのです。会議室の中で、
パワーポイントを指さしながら、企画の提案をするのがプレゼンだ
という固定観念はこの際、捨ててしまいましょう。


例えば、お客様相談室でクレームの電話を受けているオペレーター。
1本の電話応対も、「会社はどんな姿勢なのか」「どんな解決策が
あるのか」などを示し、会社の信頼を回復するためのプレゼンです。


例えば、仕事終わりに上司に日報を提出する新入社員。
「決まったフォーマットがあるから、事実通りそれを埋めるだけで
いいや」と思っているかもしれませんが、日報も「自分はどんなこ
とに関心を持っている」「こういう問題意識を持っているから、改
善したい」など〝自分を売る〟ためのプレゼンなのです。


こういう視点で一日の仕事を見直すと、仕事がプレゼンの連続であ
ることに気づきます。


今回、ご紹介する「プレゼンできない社員はいらない」は「プレゼ
ンは必ず上手くなる」という著者の信念のもと、58のテクニックを
掲載しています。プレゼンを決めるのは人間力×内容力×表現力の
掛け算です。


プレゼンについての研修で引っ張りだこの著者が、それぞれについ
て、具体的な方法を解説しています。特に入社1~5年目のビジネ
スパーソンのみなさまには、必見の内容です。
是非手にとってみてください。


【プレゼンできない社員はいらない】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844373692/cmpubliscojp-22/


(山下絢子)