編集者コラム

2015.10.14

長谷川くん
商談はストレートパンチ。雑談はフックパンチ。


会社で話す機会、といったらどんな場所が思い浮かびますか?



報連相のために上司の席まで向かう、取引先にプレゼンテーションをする、営業先から電話で部下に指示を出す、などなど、直接的に仕事に関わるシチュエーションが多いですよね。しかし、意外と多いのは会社での『雑談』。飲み会、ゴルフ、喫煙所、など、普段は意識することはありませんが、結構な割合を占めています。
実は、企業の社長や役員、起業家などは、この『雑談』こそを大事にしています。プライベートでの付き合いから、数億円という仕事が決まることなど、ざらにあるのです。



雑談の大きなメリットは、「相手の心理的なハードルが下がっていること」。たとえば、飛び込み営業に来た保険会社の人に対して、あなたは最初どのような思いを抱くでしょうか。はじめから、「ああ、また来たよ。どう断ろうかな…」と考えていませんか? これが、心理的なハードルが高い状態です。
一方で、普段の会話ではそんなことを考えません。真正面からぶつかって反発されるのではなく、すっと隣に寄り添ってビジネスを考えられる。これが一流の人が日々の雑談を色々な人と意識的にしているわけです。
商談は、いわばストレートパンチ。それに対して雑談はフックパンチです。うまい商談のやり方を身につけるよりも、雑談を意識的にするようにしたほうが、簡単に仕事の幅が出ます。オフィシャルな場でも、プライベートでも、両面で仕事を取ってこられる人になれるのです。
10月発売の新刊『一流の人はなぜそこまで、雑談にこだわるのか?』では、上場企業グループ会社での最年少役員となったビジネス書作家、俣野成敏氏と、29歳で10社の経営に携わる若手起業家の小川晋平氏が、その戦略的コミュニケーション術を披露します。
世渡り上手の極意を学んで、仕事に活かしてみませんか?



『一流の人はなぜそこまで、雑談にこだわるのか?』
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