編集者コラム

2013.10.17

新卒の4割が3年で会社を辞めている?!

私は転職して編集者になったのですが、前の会社で「給料は我慢代だから、ちょっと位、辛くてもやるっきゃない」と言っていた同期の顔を忘れる事ができません。

面接では意気揚々と自分の希望、数年後なりたい自分、実現したい事を語って、就職難の時代に入社したにも関わらず、気付けば日々の業務をこなすだけで精一杯……。ルーチン業務にアサインされたら、特にその傾向は強いかもしれません。人事もいい加減なもので、求める人材像と実際の仕事が違っていたりします(組織だから仕方ないですが……)。

事実、大卒の新卒入社した4割弱が3年以内で会社を辞めているそうです。では、会社で働くことの利点とは、安定的な雇用以外には無いのでしょうか?やりたい事をやるには、独立して起業しなければならないのでしょうか。

やりたいことを実現するには必ずしも転職・独立する必要はないというのが、10月新刊の『起業家のように企業で働く』の主なメッセージです。

ビジョンを実現するには、企業で勤めているからこそのメリットである豊富なリソース(人、モノ、カネ、ブランド)を使い倒さない手はなく、むしろ企業にいたほうが大きな仕事を成し遂げられるのではないかとの提言。それに気づき自ら意気揚々と会社を動かしている人たちは大勢いることを本書で知りました。もう少し早く読みたかったな〜、というのが正直な感想です。
起業家のように企業で働く

オウンドメディアの学校