仕事術・ビジネススキルの本

ひとつ上の思考力

ひとつ上の思考力
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著者:
安澤武郎
定価:
1518円(本体1380円+税10%)
発行日:
2017/4/1
ISBN:
9784295400714
ページ数:
208ページ
サイズ:
188×130(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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仕事の精度と生産性がぐんぐん上がる高速成長サイクル


世の中には2種類の人がいると言えます。
経験から学んだことを別の事象に応用できる人と、経験したことと同様の事象であれば、経験を活かせる人。
後者でも多くのことを経験していけば、さまざまな事象に対応することが可能になりますが、
ひとつの経験から法則を見出し、他の事象に応用できる前者と比べると、その成長スピードの差は歴然です。


誰でも仕事の中で、何らかの目標を持ち、その目標を達成するために必要な行動を実践し、何らかの結果を得るという
「目標」→「実践」→「結果」
というサイクルを回しています。
しかし、経験から法則を見出し応用できる人はこれに加えて、もうひとつ
「体験/成果」→「内省」→「法則化」→「新たな挑戦」
というサイクルを回すことで、アウトプットのスピードと質を高めています。
このもうひとつのサイクルが習慣になると、
・1を聞いて10わかる
・何事にも的確に意見を言える
・ムダのない行動を取れる
といった高いパフォーマンスを発揮することができるようになります。


本書では、このもうひとつのサイクルを回す力を“ひとつ上の思考力"とし、
どうすればそれを身につけることができるのかに焦点を当てて、解説をしていきます。


 


著者紹介
安澤武郎(やすざわ・たけろう)
事業変革パートナー/ペネトラ・コンサルティング株式会社 代表取締役/京都大学 大 学院 総合生存学館「思修館」 協力講師/一級建築士。1974年滋賀県生まれ、京都大 学工学部卒業後、鹿島建設に勤務。大学時代はアメリカンフットボールで2年連続日本 一に貢献。個人としても、鹿島建設時代までを含め、オールジャパンに4度選出されて いる。その後、「実行力支援」に特化した経営コンサルティングファームにて事業変革手 法を習得。2012年に独立し、ペネトラ・コンサルティング株式会社を設立。「アメリ カンフットボール部での組織づくり」「外部コンサルタントとしての事業変革支援」「企 業内部の変革推進責任者としての活動」「同一企業での10年に亘る変革活動の展開」な ど多様な経験から、「成果」と「成長」を両立する独自のメソッドを確立している。著書 に『京大アメフト部出身、オールジャパン4度選出の組織変革コンサルタントが見つけ た仕事でもスポーツでも成長し続ける人の「壁をうち破る方法」』(ディスカヴァー・ト ゥエンティワン)がある。

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もくじ

第1章 ハイパフォマーへの鍵はダブルループにあり
01 東大に受かりたかったら、まずは優秀な先生を捕まえろ
02 あなたがもし、靴屋さんの販売員だったら

コラム01 仕事の生産性を高めるための作戦

第2章 目標を進化させ、知恵を引き出す
01 目標を上手に取り扱うことができれば、目的は格段に近づく
02 「必ず達成」の反対は「未達はNG」ではない
03 目標を進化させることができていますか?
04 面談ゴール達成率100%は本当にスゴいのか?
05 「頑張れる目標」と「頑張れない目標」の違い
06 南極での遭難から生還した冒険家が優秀な仲間を集められたわけ
07 成果の出ている人よりも足りない人を評価する

コラム02 事の生産性を高めるための出発点

第3章 自分自身を振り返る
01 「あの人はこう考えている」は本当か?
02 おいしいと感じるあなたがいるからお茶はおいしい
03 あなたのコンプレックスは何タイプ?
04 成功している企業ほど社員が育たない
05 あなたは変革志向? それとも安定志向?
06 「成功する人の条件」は間違いだった
07 「やるべきこと」「やりたいこと」「やりたくないこと」

第4章 モノゴトの法則を見出し、言語化する
01 なぜ売れたのか? 「因果関係」を読み解くためには
02 ダイエットをしてみよう
03 自分を「売る」ために考えるべきこと
04 変化のきっかけを見逃すな
05 「答え」ではなく「解き方」を武器にする
06 あらゆるものは「はたらき」の構成要素に分解できる
07 ハリウッド映画が面白いわけ
08 宗教が世界中に広まったのはなぜか?
09 ムダな仕事をなくすたったひとつの習慣
10 ハイアットのコンシェルジュが接客時にしていること
11 在庫もレジもないお店を経営できますか?
12 言葉を借りて、言葉を増やす
13 自分なりの言葉で表現をするには?
14 あなたはどれほどの自論(マイルール)を持っていますか?
15 法則は言葉にできなくても大丈夫
16 100年前から30も上がっている人類のIQ

第5章 成長を加速させる「新たな挑戦」
01 先生の言うことをあまり信じてはいけない
02 2種類の挑戦を使い分ける
03 地図を手にすることで上達が早まる
04 完璧な選手になろうとすると負ける
05 ちぐはぐな会話を予防するコツ
06 考え方の違いは行動の節々に現れている
07 人に向き合ってはいけない
08 フレーム思考の落とし穴
09 「成果」という種からしか果実は実らない

おわりに

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