社会・経済の本

資産5000万円以下のふつうの家族が、なぜ相続でもめるのか?

資産5000万円以下のふつうの家族が、なぜ相続でもめるのか?
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著者:
梶野雅章
定価:
本体1200円(税別)
発行日:
2017/12/11
ISBN:
9784295401391
ページ数:
207ページ
サイズ:
188×130(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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「日本から〝争族〞をなくしたい」 私が本書を書いた理由は、これだけです。



この想いは、かつて私自身が身内の相続をめぐって「争族」を経験したことからはじまり、
前職の銀行員、そして現在行っている相続支援の仕事を通じて、いくつもの家族の悲しみに触れてきたことで、ますます強くなっています。
相続のときに家族間で争いが起こってしまうのは、遺言書を残していないことが大きな原因です。
残された家族のために遺言書を書いてさえおけば、争いが起こるのを未然に防ぐことができます。 日本人の間ではあまり知られていませんが、遺言書を書くことは欧米では常識とされています。


 


本書にもコラムとして海外の「有名人の遺言書」をいくつか掲載したのでご覧いただければと思います。
欧米では「遺言書を残さないで亡くなった人は家族に災いを残す」とも言われていて、これは家族に対する愛情が深いということの裏返しと言えるかもしれません。
しかし、家族への愛情だったら私たち日本人だって負けていないのではないでしょうか。
自分が死んだあと、家族が遺産をめぐって争うような事態はだれだって望んではいないはずです。
私は、遺言書というのは、あなたの気持ちを伝えるための家族へのラブレター、残された家族にとっては最後の贈り物になると思っています。
<中略>
そして、この本が多くの人に読まれ、「遺言書を書く」という文化が根づき、日本から相続で不幸になる家族がなくなること、また、想いを込めた遺言書が、残された家族と故人の結びつきをより一層深めるお手伝いができたら、これに勝る喜びはありません。
〜「はじめに」より



この本は、相続によって家族が不幸になってしまわないようにするための対策について書かれています。
なぜ、"資産5000万円以下のふつうの家族"とタイトルにあるのかというと、家庭裁判所で取り扱われた相続のもめ事は、資産1000万円以下〜5000万円以下で70%以上を占めているからです。
多くの人は、相続のもめ事はお金持ちの家の話と思っているかもしれませんが、事実はそうではありません。
"ふつうの家族"にこそ、対策が必要なのです。
本書では、その対策方法を3つのSTEPで簡潔に述べています。
残された家族を不幸にしないために、果たすべき「親としてのつとめ」と捉え、本書をご一読頂けることを願っています


著者紹介
梶野雅章(かじの・まさあき)
梶野相続サポート&コンサルティング株式会社 代表取締役、日本相続知財センター岡山支部所属、一般社団法人岡山相続支援協会 専務理事、相続診断士、家族信託コーディネーター。
岡山県倉敷市生まれ。岡山大学経済学部卒業後、三井信託銀行(現三井住友信託銀行)入社。個人向け財産相談を皮切りに様々な業務を経験後、個人相続専任コンサルタントに就任。本店営業部、浦和支店で、様々な相続課題を解決。勤続30年を区切りに、両親の高齢化も理由に、出身地である岡山にUターンし、相続総合コンサルティング会社である梶野相続サポート&コンサルティング株式会社を設立。その後、一般社団法人岡山相続支援協会 専務理事に就任し、現在に至る。
趣味は中学校から始めたサッカー。現在は、岡山県サッカー協会オーバー50チームでプレー。他にも視覚障がい者が行うブラインドサッカー「岡山デビルバスターズ」にボランティアプレーヤーとして参加。

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もくじ

はじめに

第1章 よくわかる相続の基本
 相続って何?
 相続のやり方は大きく2つ
 だれが相続するの?
 遺産の分け方はどう決まるの?
 借金も相続されるって本当?
 相続させたくない人がいる場合
 相続財産には何が含まれるの?
 相続税ってみんな払うの?

コラム 有名人の遺言書① ダイアナ妃

第2章 仲のいいふつうの家族がなぜ、もめてしまうのか?
 「争族」が増えている理由
 ふつうの家族ほどもめているという事実
  ケース①不動産をめぐるトラブル -相続財産は不動産だけ
  ケース②子どもがいない夫婦の相続は危険
  ケース③介護をめぐるトラブル -だれが親の世話をしたか
  ケース④認知症をめぐるトラブル -母親が認知症
  ケース⑤離婚をめぐるトラブル -前妻の子の相続権
  ケース⑥隠し子をめぐるトラブル -認知をしているか
  ケース⑦生前贈与をめぐるトラブル -親からいくら援助されたか
  ケース⑧負債をめぐるトラブル -借金をだれが払うか
  ケース⑨相続人行方不明のトラブル -遺産分割協議ができない
  ケース➉相続人がだれもいないトラブル -孤独死
 トラブル回避の最善策は遺言書を書いておくこと

コラム 有名人の遺言書② フランクリン・D・ルーズベルト

円満相続STEP1
第3章 相続人を特定する
 こんな人は遺言書を作っておこう
 遺言書を作る前にやっておくべきこと
 戸籍は6種類もあるって知ってますか?
 家系図を作ろう
 戸籍を取り寄せてみよう
 あなたの意思で財産を渡す人を特定できる

コラム 有名人の遺言書③ ベーブ・ルース

円満相続STEP2
第4章 財産を特定する
財産目録を作ろう
不動産はどう評価するの? -宅地
不動産はどう評価するの? -建物
不動産はどう評価するの? -農地・山林
金融資産はどう評価するの? -有価証券
金融資産はどう評価するの? -生命保険
その他の財産はどう評価するの? ‐動産
財産の配分を決めよう

コラム 有名人の遺言書④ マリリン・モンロー

円満相続STEP3
第5章 あなたの想いをつめる遺言書の作り方
 「遺言書に書けること」と「遺言書の種類」
 自筆証書遺言書の書き方① 基本ルール
 自筆証書遺言書の書き方② ポイントと注意点
 自筆証書遺言書の書き方③ 遺留分に気をつけよう 
 自筆証書遺言書の書き方④ 予備的遺言
 自筆証書遺言書の書き方⑤ 遺贈寄付
 遺言書を完成したあとに考えること
 公正証書遺言書の作り方
 公証役場の探し方と作成費用
「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」、どっちがいいの?
 家族信託のすすめ
 専門家に任せればOKではない
コラム 有名人の遺言書⑤ J・P・モルガン

おわりに 

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