社会・経済の本

テクノロジーがすべてを塗り替える産業地図

テクノロジーがすべてを塗り替える産業地図
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著者:
泉田良輔
定価:
本体1480円(税別)
発行日:
2018/7/11
ISBN:
9784295402008
ページ数:
240ページ
サイズ:
210×130(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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10年後、あなたの仕事はどうなるのか? 「電機」「自動車」「銀行」の未来を正確に予測してきたアナリストが読み解く、最強の産業・仕事予測。


いま、誰もが知りたい「この先、どうなるの?」

「これから転職するならどこが狙い目?」
「うちの業界は『斜陽産業』だし、どう転換していけばいいのか」
「子どもはどんな仕事を選べばいいの?」
「いま調子いい業界でも、先はわからないし不安……」
「就職先を考える手がかりがほしい」

55歳以下の「逃げ切れない」世代は全員必読!
「テクノロジー」を切り口に、いま、誰もが一番知りたい「この先」を鮮やかに描き出す一冊。

公開情報から、ここまで読み解けるのか!

本書は「産業」や「仕事」に関する多くの人が持つ疑問に対して、公開情報やデータに基づいて「いま何が起きているのか」を把握しようというものである。しかし、それだけではない。本書が目指しているのは、現状を理解した上で、テクノロジーによって将来起こりうる「産業」と「仕事」の変化を読み解き、その「未来予想図」を描こうとすることだ。

テクノロジーによってこれから起ころうとする変化をより正確に把握するために、「産業」を縦糸、また「仕事」を横糸ととらえ、それらが織りなす布を「未来予想図」に見立て、全体を俯瞰しようとしている。
(「はじめに」より)

本書で取り上げているテーマ
・いま人手がいちばん足りていない産業は何か?
・20年前の人気企業に就職したらどうなっていた?
・慶應・早稲田の卒業生が数多く就職している会社の特徴
・平均給与が高い業界・低い業界はどこか?
・20代は70代よりも「外出」しなくなっている
・リーマンショックや震災時を除けば日本の雇用は増え続けている
・非正規雇用労働者の増加の中心は、実は「55歳以上」
・AI・ロボット導入の影響が大きいのは「雇用市場規模」の大きい産業
・日本でいちばん就業人口が多い産業は何か?
・就業者数が10年前と比べて3割も伸びた産業とは?
・未来の自動車メーカーに一番近いのは「鉄道」?
・利用者数は半減以下なのに台数は1割弱しか減っていないタクシー業界
・アマゾンがヤマト運輸の「競合」になる?
・意外に安泰なホテル業界
・テクノロジー活用が進むとオフィスワーカーはどうなるのか? など

著者紹介
泉田良輔(いずみだ・りょうすけ)
テクノロジーアナリスト。GFリサーチ合同会社 代表。株式会社ナビゲータープラットフォーム 取締役。大学卒業後、日本生命保険・国際投資部にてポートフォリオマネージャーとして米国株式のインターネットやメディア、小売りセクターを担当。またフィデリティ投信・調査部では日本株式のテクノロジーセクター担当の証券アナリスト、運用部でアシスタント・ポートフォリオマネージャーとして従事。2013年にGFリサーチおよびナビゲータープラットフォームを設立。ナビゲータープラットフォームでは個人投資家のための金融経済メディア「Longine(ロンジン)」を立ち上げ、同編集長に就任。著書『日本の電機産業 何が勝敗を分けるのか』(日本経済新聞出版社)、『Google vs トヨタ』(KADOKAWA)、『銀行はこれからどうなるのか』(クロスメディア・パブリッシング)。日経BizGateでの連載「泉田良輔の新・産業鳥瞰図」など多方面で分析や執筆を行う。愛媛県松山市生まれ。慶應義塾大学商学部卒業、同大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程修了。東京工業大学大学院非常勤講師。産業技術大学院大学講師。

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もくじ

はじめに

第1章 どの「産業」で働くかで年収はおおよそ決まっている
平均年収で見る「稼げる業界、そこそこの業界」
 「公務員になりたい」と言う子どもは保守的か?
 給与所得が1000万円を超えるのは日本全体のわずか4%
 平均年齢36歳で平均給与所得が1800万円を超えるキーエンス
 国内の平均給与は420万円程度―それでも10年前と比べて減っている
 就職先によって平均年収はここまで違う
 平均給与が低い業界はどこか
 慶應・早稲田の卒業生はどこに就職しているのか
あなたがいる産業は将来、生き残れるか
 「いま年収が高い企業」を就職先として選ぶ妥当性
 従業員数の推移から企業や産業の動向を知る
 波乱万丈な電気機器メーカー
 従業員数の2極化が進む自動車メーカー
 フィンテックで人員削減が見込まれる銀行
 安定している総合商社の従業員数
「就職人気ランキング」はどこまで信頼できる?
 20年前に人気だった企業に就職したらどうなったのか
 結局、20年先は誰にも詳しくはわからない
AIは本当にあなたの仕事を奪うのか?
 いま、日本の雇用市場に起きていること
 人手確保に知恵を絞るマクドナルドやすかいらーく
 より多くの人手が必要な職業は?
 有効求人倍率からわかった「いま人手不足の職業」とは?
 AIやロボットを恐れている場合ではない
 企業が若い労働力を確保できないのはなぜか
 70代よりも「移動」しなくなっている20代

第2章 「AI・ロボット時代」の割に人手不足のニッポン
多くの人が持っている雇用への「思い込み」
 日本の雇用はそもそも増えているのか、減っているのか
 労働者も「高齢化」が進んでいる
 正規雇用は4年で122万人も減っている
 非正規雇用労働者の比率が高まる3つの理由
 25歳以上34歳以下の非正規雇用比率は横ばい
 55歳以上の非正規雇用労働者が変える日本の雇用市場
 55~64歳の労働者の半分は非正規雇用
 女性の多くは非正規雇用労働者として労働市場に参画
 労働者もしくは企業としての「勝ち組」の条件とは

第3章 テクノロジーで消える産業・仕事は何か
まず「就業者数」から大きな動きをつかむ
 19世紀イギリスにもあった「機械に仕事を奪われる」という焦り
 就業人数の多い産業ほどロボット・AI導入の影響は大きい
 就業者数最大の製造業の中でも特に多いのは「食料品」と「自動車」
 意外に就業者数が多い卸売業
 いまだ「人手頼みの産業」といえる医療と福祉
 テクノロジーを通して考える産業の未来予想図
【小売】アマゾンやゾゾタウンの伸長によるリアル小売業への脅威
 買い物にかける時間は「楽しみ」か「コスト」か
 リアル店舗から人が離れている
 コンビニよりも便利な存在―自宅に配達してくれるサービス
 コンビニは物流量増の避難先にはならない
 コンビニ業界のリストラが始まるときリアルの小売店を襲う新たなリアル、MaaS
 今後の小売業はどこへ進んでいくのか
【自動車】もしトヨタが自動車メーカーからモビリティサービス企業に変わるとどうなる
 実は「鉄道会社」が最も近いトヨタのMaaS構想
 トヨタ自動車の国内生産台数はすでに減少トレンド
【運輸】ウーバーやDiDiが入り乱れるタクシー業界はどうなるのか
 利用者数は半減以下なのに台数は1割弱しか減っていない
 ソフトバンクは配車アプリと協業
 自動運転でタクシー業界はどう変わるのか
【物流】人手不足の物流業界で自動運転は朗報か、それとも悲報か
 セールスドライバー6万人を抱えるヤマト、5万人の佐川
 ヤマトの競合はアマゾンかもしれない―物流のAWS化
 物流で自動運転が進むと考えられる影響とは?
【半導体】NVIDIAが自動車のインテルになる日
 ゲーム向け画像処理半導体から自動運転車、AIへと進出
 自動車・部品メーカーにとどまらない協業関係
【医療】ロボットや新テクノロジーが本当に必要なのは医療や介護現場
 2025年度に「38万人の人材不足」という予測
 9年で2・6倍近く増えた外国人労働者は介護業界で活躍できるか?
【宿泊】訪日外国人観光客の増加は大きな追い風
 宿泊業界の需要と供給はこうなっている
 マクロ要因の大きな変動がなければ安泰な見通し
【金融】銀行はフィンテックの浸透でどれくらいの人数が不要になるのか
 未来の銀行が担う4つの機能
 どの産業が侵食され、人間の何が評価されるのか

第4章 オフィスワーカーに「苦難の時代」到来
「働き方」のカギを握るテクノロジー企業
 われわれの働き方はテクノロジーでどう変わるか?
 米国の雇用は劇的に変わってきた
 マイクロソフトがオフィスワーカーの仕事を定義した!?
 外部と簡単に接続できるグループウェアのSlack
 マイクロソフトはなぜLinkedInとGuitHubを買収したのか
本当は多くの人には残酷な「自由な働き方」
 日米のフリーランス・副業事情
 WeWorkが行っている「仕事場」の再定義
 テクノロジー活用が進むとオフィスワーカーはどうなるのか
 企業にとってもきちんとメリットのある「副業文化」

終章 テクノロジーを前に、われわれはどう生きればいいのか
テクノロジーが仕事を奪う「原理」を見極める
 あらためて、産業と仕事との関係を見る
 テクノロジーが将来仕事を奪おうと狙う産業の見分け方
 AIで代替される専門職の規模は実は大きくはない
仕事の中で残る「人間の価値」
 本当に社会にインパクトがあるのは卸売業や小売業、製造業での自動化だ
 人間としての付加価値を出すためにどうするか
 逆説的に高まる「リアル」の重要性

おわりに

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