マネジメントの本

なぜ残業を減らしたのに、会社が儲かるのか?

なぜ残業を減らしたのに、会社が儲かるのか?
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著者:
萩原京二
定価:
1628円(本体1480円+税10%)
発行日:
2018/10/1
ISBN:
9784295402343
ページ数:
192ページ
サイズ:
188×130(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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労働時間を公開できない会社は「ブラック企業」だ! 自律型社員を育て、会社と社員を継続的に成長させる「労働時間MBO制度」初の解説書。


労働時間を全社的に管理・改善する画期的手法

働き方改革関連法案の成立によって、法律的に労働時間に上限が設定されることになりました。
そのため、各企業では労働時間問題への対策に関心が高まっています。

一般に労働時間対策というと、「変形労働時間制」や「残業の申請制」、
「ノー残業デー」の導入といった制度やルールの変更など、小手先のテクニックに
終始してしまいます。ただ、「働き方改革」で問われているのは、
労働時間を改善するための抜本的な対策です。

そこで本書では、労働時間を全社的に管理・改善するための手法として、
「労働時間MBO制度」の導入を提案します。
これは、労働時間に数値目標を設定して、それを部門ごと、
個人ごとにブレイクダウンして管理することで、会社としての数値目標を達成する手法です。

この制度を導入することで、「自分で考え自分で行動する社員=自律型人材」を
育成することができ、管理者のマネジメントスキルも向上することが期待できます。
さらに、このような取り組みの成果を社員に公開することで、経営の透明性が高まり、
社員のモラールやモチベーションが高まり、優秀な人材の確保や定着につながります。

著者紹介
萩原京二(はぎわら・きょうじ)
労働時間MBOコンサルタント協会 代表
株式会社全就連 代表取締役 社会保険労務士法人 全就連 代表社員
1998年社会保険労務士として開業。「組織づくり」「ルールづくり」「風土づくり」のプロフェッショナルとして、社員数300~1000人規模の中堅企業のコンサルティングを専門とする。「世の中に新しい価値を提供する」ことを信条に、これまでに「業界初のビジネスモデル」を数多く開発している。2017年より「労働時間の改善」に関する研究を開始し、「労働時間MBO制度」「労働時間マネジメント評価制度」など独自のコンサルティング手法を考案。「労働時間MBOコンサルタント養成講座」を開催して、そのノウハウを全国の社会保険労務士に提供している。2018年、「労働時間MBOコンサルタント協会」を設立して代表に就任。

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もくじ

はじめに

第1章 「働き方改革」によって大きく変わる労働時間管理
企業の人材活用戦略としての「働き方改革」
生産性の向上と労働時間管理
労働時間に上限が設定される
コラム 「36協定」とは何か?
有給休暇は強制的に取得させなければならない
コラム 「2020年ショック」がやってくる
労働時間とは「社員の人生」そのものである
これからの時代に生き残る企業の条件とは?

第2章 労働時間管理に関する〝よくある勘違い〟
「残業が多くても仕方がない」は本当か
やっていい残業、やってはいけない残業がある
「有給休暇は悪」だという思い込み
労働時間を削減する数々の工夫
コラム RPAとは?

第3章 労働時間を改善するための〝3つのステージ〟
労働時間は〝3つのステージ〟に分けて改善する
第1ステージ 新しい制度やルールを導入する
第2ステージ 現場での業務改善・社員の意識改革
第3ステージ 労働時間管理体制を整備する

第4章 労働時間MBO制度で社員と会社を成長させる方法
労働時間MBO制度とは?
労働時間MBO制度の3つのポイント
コラム 労働時間MBO制度はアポロ計画と同じ
労働時間MBO制度を導入するメリット

第5章 労働時間MBO制度を導入する9つのステップ
ステップを踏んで、着実に労働時間を改善する

第6章 助成金と認証制度を活用して労働時間を改善する
助成金を労働時間改善に活かすノウハウ
助成金を活用する上での4つのポイント
労働時間マネジメント認証制度

おわりに

労働時間MBOコンサルタント協会 メンバー紹介

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