社会・経済の本

世界一やさしい家族信託

世界一やさしい家族信託
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著者:
山田愼一
定価:
本体1480円(税別)
発行日:
2019/7/21
ISBN:
9784295403258
ページ数:
176ページ
サイズ:
210×148(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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家族信託。「言葉は知っているけれど、中身はよくわからない」というのが実状でしょう。
家族信託という言葉を聞いたところで「お金持ちが利用するものだろう」「仕組みも難しそうだ」と感じてしまうのです。
ただ、そういう方も丁寧に説明を受けると、「そんな制度があるなら家族信託で充実した相続対策をしたい!」
と熱心に耳を傾けてくださるのです。こうした光景をたくさん目にしてきた著者の
「もっと多くの方に家族信託を伝えていきたい」という想いが強まり結実したのがこの本です。

家族信託という制度は、相続対策のひとつにすぎませんが、家族を信じて財産を託すという手続きを通して、
家族みんなの生き方について改めて考えるいい機会となります。
例えば…
山田さん(70) 息子2人 妻死別
財産:自宅、収益不動産アパート2棟、預貯金約2000万円

【対策前】
◆懸念
(1)アパートを1棟ずつ継がせたいが収益や共有名義での相続ではもめそう
(2)税理士から財産管理会社の設立を勧められたが、税金などランニングコストがかかる
(3)後見制度の場合、相続税対策や不動産の投資など積極的な運用ができない

【家族信託導入後】
法人設立+家族信託により不動産と金銭を管理
◆対策
(1)委託者を山田さん、受託者を新設の一般社団法人とする
(2)第一受益者を山田さん、第二受益者を2人の息子にする
◆メリット
(1)委託者と受益者が同じなので贈与税は発生しない
(2)受託者が法人のため、不動産の処分や管理に関する金融機関や不動産会社との契約締結が楽になる
(3)山田さんが認知症になった場合、受益者代理人として長男を置き、信託事務が滞らないようにすることもできる
(4)将来的には2人の息子に対して家賃収入を均等に交付できる

この結果、山田さんが財産の将来について思い煩うことはなくなり、安心して元気に暮らせるようになりました。

家族信託について「そもそも家族信託って何?」といった部分から活用ケース例、Q&Aまでの幅広い内容を、
できる限り専門的な言葉を使わずに理解しやすく解説した本書。家族信託についてこの1冊ではじめられる内容になっています。

著者紹介
山田愼一(やまだ・しんいち)
大阪生まれ、45歳。司法書士・行政書士として相談者に寄り添いながら数々の案件を経験し、2007年にグリーン司法書士事務所(現:グリーン司法書士法人・行政書士事務所)を創設。特に相続・高齢者問題への対応力について内外の評価が高く、2016年には相談件数が1500件を突破した。家族信託をはじめとした相続問題関連セミナーも年20回以上開催し、事務所として総力を挙げて問題解決に尽力。また最近は監修者として『図解90分でわかる! はじめての相続』(クロスメディア・パブリッシング)『変わる相続 家族や時代に合わせた活用術! 』(サンライズパブリッシング)の制作にも協力。一般社団法人家族信託普及協会会員、一般社団法人日本財産管理協会会員。

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もくじ

はじめに

第1章 家族信託の基本を知ろう
1 家族信託とは
家族に管理や運用を任せる「家族信託」
家族に任せる3 つの役割

2 家族信託の対象者とメリット
「相続で裁判」の3 割以上が財産1000 万円未満!?
あらゆるケースで効力を発揮する家族信託

3「遺言書ではできないこと」ができる家族信託
遺言書と家族信託の違い
家族信託はより柔軟な相続を可能に

4「成年後見制度ではできないこと」ができる家族信託
判断能力が衰えた人を守る「成年後見制度」
できないことを可能にする家族信託

5 共有不動産のリスクを回避する家族信託
意外に多い不動産の共有
後々のトラブルを防ぐ家族信託

第2章 家族信託を活用して相続対策をしよう
1 相続対策と家族信託
相続対策として有効な3 つの方法
家族信託と遺留分について
相続対策が早いもの勝ちと言われる理由

2「2 回目の相続」を見越した対策とは?
なかなか手を打てない「二次相続」
妻から子へ二次相続するケースを想像しておく

3 相続にまつわる税金
「関係」で変わる税金
「関係」で割合を知る

4 最も多い「自宅の相続」は家族信託で
“ 満場一致 " というハードルの高さ
相続に関する2 つの制度

5 円満に相続するためのポイントは?
慌てる前に最低限の予防を
相続でこれだけは知っておきたい5 つのポイント

第3章 家族信託をはじめよう
1 信託の目的を明確にする
信託契約を締結するまでの全体像
信託銀行が扱う「遺言信託」との違いは?

2 信託できる財産を決める
「信託できる財産」と「信託できない財産」
住宅ローンが残っている自宅は信託できないの?

3 受託者・受益者を決定する
受託者の選び方
今後生まれる孫を設定することも
信託で所有権を移転させる理由とは

4 家族信託に必要な費用を知る
長期的に見れば、家族信託の費用負担は少なめ
家族信託で発生する5 つの費用

5 信託後に発生する義務・実務
受託者が注意するべき3 つの義務
受託者の具体的な実務とは

6 経営者にとっても有効な家族信託
事業凍結リスクに役立つ家族信託
事業承継信託を活用する企業が急増

第4章 家族信託の活用ケース例
ケース1 不動産も含めた相続対策をもめることなく継承させたい
ケース2 大切な財産を長男の嫁には渡さないようにしたい
ケース3 決まった時期に孫へお金を贈与できるようにしたい
ケース4 事業が代々しっかり継承されるようにしておきたい
ケース5 障がいをもつ子の将来を確実なものにしておきたい

第5章 家族信託にまつわるQ&A
Q1、家族信託は誰に相談すればいいですか?
Q2、認知症になったら自動的に信託は発動しますか?タイミングは?
Q3、遺言書をすでに用意しているが、家族信託も併用できますか?
Q4、家族信託をすると遺留分はどうなるの?
Q5、信託後に受託者が亡くなったらどうなりますか?
Q6、家族信託で、委託者にどんな権利を残すことができますか?
Q7、国や特定の団体へ寄付を目的とした信託はできますか?
Q8、受益者の依頼で受託者が第三者へ贈与することは可能?
Q9、複数の受益者に平等に信託することはできますか?
Q10、信託財産を追加することは可能ですか?
Q11、信託する財産が不動産の場合、担保に入れることはできますか?
Q12、家族信託をすると節税効果はありますか?
Q13、ペットに財産を信託することはできますか?
Q14、信託の終了はいつですか?
Q15、家族信託にデメリットはありますか?

おわりに

巻末 生前対策自己診断シート/相関図/生前対策チェックリスト

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