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医者と弁護士が知っている 日本の病院 7つのなぜ

医者と弁護士が知っている 日本の病院 7つのなぜ
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著者:
猪俣武範/松尾剛行
定価:
本体1180円(税別)
発行日:
2019/11/21
ISBN:
9784295403395
ページ数:
224ページ
サイズ:
182×115(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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ハーバードで出会った医師と弁護士 異色の2人が解き明かす、医療×社会×ビジネスの現在と未来。


『なぜ病院は待ち時間が長いのか?』 『なぜネットで買えない薬があるのか?』
『なぜ救急車のたらい回しが起きるのか?』など、
日本の医療には、私たちの生活にも深く関わる、多くの『なぜ?』が存在します。
こういった医療に関する多くの『なぜ?』は、医療の実情と法律を知ることで、
『わかった!』と納得することができるはずです。
本書は、ハーバードで出会った医師と弁護士が、一般の皆様が感じているであろう
医療に対する典型的な疑問点を取り上げ、その背景にある医療の実情と法律の関係を
わかりやすく解説します。

長い人生の中で、病院との付き合いはますます欠かせないものになるからこそ、
医療に関する知識を得ることで、病院を上手に活用してください。

著者紹介
猪俣武範/松尾剛行(いのまた・たけのり/まつお・たかゆき)
猪俣武範(いのまた・たけのり)
2006年順天堂大学医学部医学科卒業。2008年東京大学附属東大病院初期臨床研修医修了。2012年順天堂大学大学院眼科学にて医学博士号ならびに眼科専門医取得。2012年からハーバード大学医学部眼科スケペンス眼研究所へ留学。留学中にはボストン大学経営学部Questrom School of BusinessでMBA取得。2015年11月より順天堂大学医学部附属順天堂医院眼科助教として、臨床、研究、教育、経営に携わる。2016年より一般社団法人IoMT学会を設立。代表理事に就任し、医療とIoTの発展をリードする。2017年から2019年まで厚生労働省「医師の働き方改革に関する検討会」の構成員を務めた。『ハーバード × MBA × 医師 目標を次々と達成する人の最強の勉強法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など出版多数。

松尾剛行(まつお・たかゆき)
2006年東京大学法学部卒業。2007年司法研修所修了。桃尾・松尾・難波法律事務所パートナー。弁護士(第一東京弁護士会)・ニューヨーク州弁護士。ハーバードロースクール卒業(LL.M.)、北京大学経済学院外資企業エグゼクティブMBAコース修了。IoMT学会監事を務める他、大学で非常勤講師等として医事法その他の医療に関する講義を行う。

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もくじ

はじめに 医療における「なぜ?」

Chapter1 なぜ病院は広告しないのか?
病院の広告が少ない理由
駅で見かける、シンプル過ぎる病院の看板/医療広告は規制されている!/「きれいで待た
ない病院」は本当に良いのか/ホームページは広告ではない?/インターネットと医療広告/医療口コミサイトは広告になるのか?/「誹謗中傷」問題/より良い病院選びを実現するために

Chapter2 なぜインターネットで買えない薬があるのか?
薬に関する「なぜ?」
ネットで買えない・新薬が使えない…

なぜネットで医薬品を買えないのか?
医薬品は適切、安全に/一般医薬品の3つの区分/ネットで買える薬、買えない薬/誰でも薬をネット販売できるのか?/Amazonが薬を販売できる理由/ドラッグストアからネット販売へ/薬の口コミはできない?

なぜ新薬をすぐに使えないのか?
深刻なドラッグ・ラグ/承認までの長い道のり/ドラッグ・ラグ解消のために/新薬をすぐに使えない「真の」理由/日本では治験に費やせる時間が少ない/治験を推進するしくみ作り/ヘルスケアにおけるテクノロジー・ラグ/産官学民の連携と協働を/ヘルスケアのエコシステムの改善を

Chapter3 なぜ都会でも田舎の病院でも同じ診療費なのか?
医者と病院とお金の関係
病院での支払いはどこでも同じか/ 保険診療と自由診療/ 保険診療と自由診療は併用できないのか?/先進医療の利用/5割の病院が赤字/病院の売り上げは増やせるのか/都会の病院ほどコストが厳しい/社会保障費抑制と医療の質の維持向上の両立を

医者は本当に儲かるのか?
医師の年収の実態/仕事をし過ぎな医師/都会の医師の給与ほど安い/医師になるにはいくらかかるのか?/医師の働き方改革の意味/医師に対する単価(時給)について/持続可能な医療のために

Chapter4 なぜ病院は待ち時間が長いのか?
病院の「待ち時間」問題
予約しているのに待たされる/病院のサービスは属人的

病院のオペレーションが滞る理由 1
医療は「断れない」/医師の応召義務とは/医師の応召義務に関する変化/「医師の働き方改革」後の医療サービス

病院のオペレーションが滞る理由 2
価格の調整

病院のオペレーションが滞る理由 3
医療の不確実性

病院のオペレーションが滞る理由 4
時期による需要の急変

待ち時間解消のための処方箋
考えられる工夫/需要サイクルの理解が必要

Chapter5 なぜ病院はいつでも見てくれるのか?
なぜ病院は年中無休なのか?
24時間体制の救急外来/社会インフラとしての医療/自由競争に委ねればいい?/医師と
しての職業倫理/医師の働き方改革/自己犠牲的な長時間労働/診療業務の特殊性/上手な医療のかかり方とは/ 医師の労働時間管理の適正化/ 労働時間短縮を進めていくための具体的方向性/時間外労働「年間960時間以下」を目指す/患者・市民にはどのような影響が出るのか?/社会で医療を守っていく必要

Chapter6 なぜ救急車のたらい回しが起きるのか?
なぜ妊婦は救急搬送を拒否されたのか?
「たらい回し」が起きる理由/日本の救急医療体制/「コンビニ受診」問題/医療崩壊も?/医療危機の4つの要因/医療を守るためにできること/ひとりひとりの協力を

Chapter7 なぜ人工知能による医師の代替はできないのか?
人工知能と医療
AIが医師の仕事を奪うか?/病気の診断ができるAIの登場/ AIは人間の医師にどこまで肉薄しているのか?/ AI導入のメリット/医療を高度化・効率化する可能性/リスクと問題点/AIに診断をさせるか― 政策的大論点/ AIの診断、治療をめぐる様々な議論/ AIの責任は誰が負うのか? / AI導入で増える医師の悩み/ AIに医師の仕事は代替されるのか?

おわりに

巻末特典

参考文献

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