マネジメントの本

医師の妻がノウハウ0から人気クリニックを作り上げた業界の常識にとらわれない経営

医師の妻がノウハウ0から人気クリニックを作り上げた業界の常識にとらわれない経営
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著者:
鈴木恵子
定価:
本体1580円(税別)
発行日:
2019/10/11
ISBN:
9784295403548
ページ数:
240ページ
サイズ:
188×130(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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大前研一氏 推薦! 「医療施設の3割が赤字」時代を生き抜く! 院長のための経営手法とマーケティング


医療施設の多くが赤字経営に陥っているという現状の中で、
若くして結婚しずっと主婦として暮らしてきたほぼビジネス経験のない医師の妻が、
事務長として開業のすべてを担ったクリニックが、なぜ地元で愛される人気クリニックになっているのか? 
それは、医療業界の常識を知らないことが逆に功を奏したからです。

医療業界には特有の商慣習があり、
それは一般のビジネスの世界では非常識と思えるものも多くあります。
なかでも悪しき慣習は「医師が開業準備をすべて業者任せにしてしまうこと」。
業者任せにせず、自らすべてを決め開業した著者は、
この悪しき慣習に赤字経営の原因のひとつになっていると考えています。

本書では、業界の常識にとらわれず経営をする著者がどのようにして開業し、
運営してきたかを詳細に説明しています。これから開業を目指す医師はもちろん、
すでにクリニックを運営している院長にとっても、クリニック経営の大いなる指針となるはずです。

著者紹介
鈴木恵子(すずき・けいこ)
おおるり眼科クリニック事務長、株式会社FORM 代表。
静岡県浜松市生まれ。短期大学卒業後、日本生命保険相互会社で内勤業務に従事。その後、アメリカ留学を経て、25 歳で結婚。専業主婦として二人の子どもを育てる生活を送るなか、眼科医である夫の開業にともない事務長として開業全般に携わり、おおるり眼科クリニックを開業。医療業界の商慣習を知らないことが逆に強みとなり、開業当初、1日に十数名だった患者数は、今では年間約2万3千名と、人気クリニックに成長。ビジネス・ブレークスルー大学 経営学部への進学、向研会に在籍するなど、開業時からどん欲に経営を学ぶ姿勢を貫き、現在も学びを続けている。
また、地域貢献としてPTA副会長(小中学校で4年間)、子ども会会長を務めた経験や、同行援護従事者(視覚障害のある方へのサポート)、化粧訓練士(視覚障害のある方が鏡を見なくてもフルメイキャップできる化粧技法の伝授)、衣紋道泰愛流名取(ハクビ京都きもの学院)の資格取得など、精力的に活動を行っている。

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もくじ

プロローグ

第1章 「医療業界の常識」は「世間の非常識」
私が出合った奇妙な「医療業界の常識」
  「流れ作業」で作られる医療モールの大量生産クリニック
  夢を実現する一大事業なのに「院長はノータッチでOK」の不思議
  開業の噂を聞きつけ潜り込んでくる門前薬局や業者たち
  もはやビジネスとして通用しない医療業界の古い慣習
勤務医が知らない「開業医が背負うリスク」の実態
  院長が忙殺される「スタッフの人間関係トラブル」「退職トラブル」
  経営悪化のピンチを乗り切れず倒産するクリニックは増加の一途
  患者さんとのトラブル対応で「火に油を注ぐ」院長たち
  必要なのは「責任を負う覚悟」と「リスクマネジメント」

第2章 「医者」兼「社長」で成功する意識改革のススメ
「クリニックは企業、院長は社長」、その自覚がありますか?
  「医者としての腕」だけでなく社長にふさわしい経営手腕を
  経営に大きな差がつく「経営を学ぶ医師」と「顧問におまかせの医師」
  経営を外部専門家にまかせてはいけないこれだけの理由
99%の「事務長なしのクリニック」が事業の失敗を招いている
  事務長なし、経営初心者の院長のみではつぶれても当然?
  事務長が担うのは「経営サポート」と「現場の統括マネジメント」
  「こんな事務長が欲しい!」院長が求める6つの役割
開業コンサルタントに「丸投げ」開業すると起こる残念なこと
  知っておきたい開業コンサルタントのトラブル定番パターン
  開業コンサルタントの「儲け方」を知れば選定ミスは避けられる
  味方に徹してもらいやすいのは「専業の医療系経営コンサルタント」
  「医療系企業のコンサルタント」に頼むなら味方の税理士をつけること
  専門分野は強い「士業系コンサルタント」は全領域をカバーできるか
医業は「聖職」であると同時に「サービス業」
  今の時代に求められる医業のもうひとつの顔
  「顧客価値」の視点で患者さん本位のクリニックを実現する
  「疾患を抱えたお客様」だからこそ最上のホスピタリティを

第3章 経営者なら知っておきたい「ビジネス手法」の基礎知識
「医療施設3割は赤字時代」を生き残れますか?
  世間が知らない「3割以上が経営難」「倒産は6割増」の厳しい現状
  院長の強い武器になるのは「一般企業なら当たり前」のビジネス知識
「経営理念」が意識を変え、仕事の質を変え、業績を変える
  経営理念のないクリニックは「土台」も「魂」も欠けた脆弱な組織
  クリニックを活性化する経営理念の絶対条件とは
  理念は「お飾り」でなく日々の業務に使うもの
患者さんを大切にする徹底的な「顧客価値」の視点
  「ハートフルな共感力」と「ロジカルな知識」で思いやりを形にする
  やりすぎのサービス「過剰価値」をやめて費用対効果を最大化しよう
マーケティングの活用で「患者に選ばれるクリニック」になる
  他院に差をつけ生き残るにはマーケティングが必須の時代
  「結果が出せないマーケティング」の責任は院長にある
  効果を発揮する「本当のマーケティング」の全体像
  患者さんがクリニックを知り、選び、来院するまでのプロセス

第4章 誰も教えてくれない「強いクリニック」の作り方
失敗しないクリニック開業までのロードマップ
  スタートの日をどのような気持ちで迎えられるか
  開業の「本当の目的」=「理念」を心の中から探り出す
  最強の布陣をそろえた「開業チーム」を組織する
  開業までのスケジュール表を作って全体像を把握しよう
【事業計画】「楽観的」「人まかせ」な事業計画は役に立たない
  「事業計画書」は事業運営に欠かせない「経営面の設計図」
  理念や診療スタイルを理解しない第三者に事業計画はまかせられない
  プランニングの失敗による悲劇を回避する2つの注意点
【立地の選定】 クリニックの命運は「立地」が握っている
  マーケティングはコンサルタントのデータを頼らず「自分で動く」
  落下傘開業のエリア選定は「ここに根を張り頑張れるか」が決め手
  「診療圏調査」はデータの読み方・使い方で勝負が決まる
  銀行が作った「厚さ5センチの資料」が示す「本気の調査」
【資金調達】 本当に頼れる金融機関の選び方とつきあい方
  「この人なら大丈夫」最終的には人間性が担保になる
  交渉成立に必要なのは「財務諸表が読める力」と「強い意志表示」
  「どこから借りるか?」「どう借りるか?」の判断基準とは
  開業後の追加融資は「甘い考えで期待しない」が原則
【建築・内装】 クリニックは外観そのものが「顔」になる
  「人が集まるクリニック」には建物にも理念と独自性がある
  後悔したくないなら「クリニック設計の実績」と「感性」をみる
  取り返しのつかない設計ミスを防ぐ2つのポイント
【機器の導入】 診療と経営に大きく響く機器導入計画
  失敗できない機器導入では「目配りの効いた計画」と「手順」がかなめ
  迷ったときに頼りになる「医療機器導入の基本的な考え方」
  医事システムは活用しだいで効率化から患者満足度アップまで実現する
  医師もスタッフも満足する「医事システム導入」6つの注意点
  患者満足度とスタッフ満足度がアップするIT導入の秘訣とは
【労務・人材採用】 クリニックの人気は「人材」次第
  開業時は社会保険労務士のサポートで配慮の行き届いた職場作りを
  開業直後は「無理なく無駄もない人員配置」で負担を軽く
  経営者と従業員をともに守る「就業規則」はかならず作る
  「頑張る人」が報われるオリジナルの就業規則を作ろう
  よい人材が欲しいなら募集広告に「甘い言葉」「誘い水」は書かない
  良縁を引き寄せる「採用面接」の準備とコツ
  スタートから業務がうまく回る「業務研修」と「インナーブランディング」
【広告・宣伝】 勝ち抜く力をつけるプロモーション戦略
  軌道に乗せるには「スタートダッシュが肝心」開業時のプロモーション全体像
  認知度アップに効く伝統的アナログ手法と人的プロモーション
  クリニックが繁盛するホームページの作り方4つの秘訣
  ネットマーケティングで「出会いの機会」を最大化する
  信頼性と好感度を高める「情報発信」と「クチコミ対策」
  時代の変化とクリニックの成長に合わせて戦略見直しを

第5章 経営も業務もうまく回る「人気クリニック」運営の仕組み
愛されるクリニックに学ぶ医師とスタッフ「接遇のポイント」
  関係をじっくり深めて「かかりつけ医」になる患者さん育成戦略
  「あの先生に診てもらおう」と思われる医師が診察室でやっていること
  「感じがいい」「雰囲気がいい」クリニックはスタッフが作っている
クリニックの「ファン患者」を増やすならまずスタッフをファンにする
  スタッフが生き生き働くようになる3つの条件と毎日の習慣
  幸せな従業員は創造力が3倍になり、労働生産性が1.3倍になる
  「経済的報酬」よりモチベーション向上に効く「意味的報酬」の具体例
  「円満退社」ができなければよいクリニックとはいえない
成長し続け、勝ち続けるクリニックになる絶対条件
  外部コンサルタントのスポット活用で経営に新しい風を吹き込む
  クリニックの成長に必要なのは「経営者が成長する仕組み」

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