仕事術・ビジネススキルの本

最速の仕事術はプログラマーが知っている

最速の仕事術はプログラマーが知っている
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著者:
清水亮
定価:
1628円(本体1480円+税10%)
発行日:
2015/7/24
ISBN:
9784844374220
ページ数:
224ページ
サイズ:
四六判(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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なぜ今、ビジネスの頂点にプログラマーあがりの人が君臨しているのか?


スティーブ・ジョブズはこんな言葉を残しています。


「アメリカ人は全員コンピュータのプログラミングを学ぶべきだと思うね。
なぜなら、コンピュータ言語を学ぶことによって考え方を学ぶことが出来るからだ。」


 


ビル・ゲイツ(Microsoft)ラリー・ペイジ(Google)
ジェフ・ベゾス(Amazon)マーク・ザッカーバーグ(Facebook)
といった経営者は、みんなプログラマー出身者。
プログラミングから学べる思考法こそ、彼らのビジネススピードの原動力なのです。


 


KISS原則 = 「とにかくシンプルにしろ」
DRY原則 = 「同じことは書くな」
YAGNI原則 =「必要になってからつくれ」


 


プログラマーの世界には、こうしたムダを削ぎ落とすための数々の原則や仕組みがあります。
本書ではそこから導き出される実践的な仕事術を、
国家認定天才プログラマーであり、経営者でもある著者が伝授します。


 


【本書で紹介する仕事術】
・辞書登録でメールを5秒で送信
・タイピングを見直して生産性3割アップ
・Wordで長文を書くな
・プレゼン資料は直前に書け
・客からの電話には出ない
・今日と明日に急な予定は入れない
・匿名チャットで経営会議
・二択の賭けにはどっちにも張る
他 全41項目


著者紹介
清水亮(しみず・りょう)
株式会社ユビキタスエンターテインメント代表取締役社長兼CEO。1976年新潟県生まれ。高校在学中には雑誌でプログラミングについての連載ページを持つ。電気通信大学在学中、米Microsoft Corpにて家庭用ゲーム機開発や技術動向の研究・教育に携わった。文部科学省の委託事業などを経た後、98年にドワンゴ入社。エグゼクティブゲームディレクターとして携帯電話事業を立ち上げ、2002年に退社。CEDEC(ゲーム開発者向け技術交流会)設立などにかかわり、03年より現職。04年度に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)より天才プログラマー/ スーパークリエイターとして認定され、05年より東京大学大学院情報学環履修生。08年〜10年九州大学大学院非常勤講師。誰もがプログラミングできる環境の実現を目指し、enchant.js、enchantMOONなどの製品を世に送り出している。著書に『ネットワークゲームデザイナーズメソッド』(翔泳社)、『教養としてのプログラミング講座』(中央公論新社)など。

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もくじ

はじめに

CHAPTER1 速くてムダのないシンプル仕事術

1 辞書登録でメールを5秒で送信
 DRY(Don't Repeat Yourself)

2 タイピングを見直して生産性3割アップ
 かな入力と親指シフトキーボード

3 主語・動詞・目的語で 議事録は書け
 PIE(Program Intently and Expressively)

4 紙の資料でもリンクを張れ
 KISS (Keep It Simple, Stupid!)

5 長文にWordを使うな
 テキストエディタとMarkdown記法

6 企画を宇宙戦艦にするな
 YAGNI (You aren't gonna need it)

7 プレゼン資料は直前に書け
 新製品発表会とライブコーディング

COLUMN1 エジソンは手抜きの天才だった

CHAPTER2 頭がクリアになる情報の整理法

1 情報を覚えておく時代はもう終わった
 ユビキタスキャプチャ

2 情報の整理は見出しのつけ方が9割
 データ構造

3 目当てのファイルが瞬時に見つかるタイトルづけ
 ディレクトリとツリー構造

4 1秒でスクショ、2秒で共有
 Gyazo(ギャゾー)

5 書類トレイの2つのモード
 FIFO(先入れ先出し)とLIFO(後入れ先出し)

6 フォルダに穴を開けて取り出さずにサインする
 最適化とループ処理

7 Webに本当に大事な情報は載っていない
 Webの発達と情報の格差

8 Googleの本当の使い方
 検索ツールとInternet Archive

9 一次情報を集める最も効率のいい方法
 情報発信とインターネットワーク

10 クリエイティビティは 移動距離に比例する
 ゲームクリエイターの教え

COLUMN2 数学少年カールとアルゴリズム

CHAPTER3 致命的なミスを防ぐ賢いダンドリ

1 危機を事前に察知するプログラマーの本能
 デバッグ

2 外部チェックを入れて大失敗を回避する
 社外取締役とテストエンジニア

3 簡単なタスクをど忘れしないためのリマインダー
 バグ追跡システム

4 そつのない幹事の思考法
 アーキテクチャとダンドリ

5 匿名チャットで経営会議
 FlatとSlack

6 問題解決は切り分けることから始まる
 原因特定プロセス

7「順調です」は信じない
 産業スパイとプロジェクト管理

8 想定外を想定しておく
 フェイルセーフ

9 今日と明日に急な予定は入れない
 プリフェッチ

10 客からの電話には出ない
 デメテルの法則とシリアライズ

COLUMN3 独身OLとループの最適化

CHAPTER4 チームの成果を最大化する仕組み

1 好かれるリーダーよりやりきるリーダーになれ
 「オフィサー」の意味

2 他人を思い通りに動かすスキル
 προγραμμα(プログランマ)

3 リーダーは「働いたら負け」
 cosθ・F

4 仕事は細分化してラインをつくれ
 パイプライン処理とマルチスレッディング

5 二択の賭けにはどっちにも張る
 投機的実行
6 進捗会議はチャットで同時書き込みさせろ
 マルチスレッディング式会議

7 褒める叱るも合理的にやれ
 強化学習
8 8時間に6つ製品を作らせてみる
 ハッカソンと遺伝的アルゴリズム

9 なぜ行動基準がわかりやすいリーダーが成功するのか?
 Googleの人事考課

COLUMN4 ルームシェアと負荷分散

CHAPTER5 視野を広げてビジネスを設計する

1 お金を多次元で捉える
 ぼかし処理とスケーラビリティ

2 潔く選択肢を捨てる
 トレードオフ

3 取締役には2種類ある
 フレームワークとライブラリ

4 ビジネスの構造を理解・設計する
 アーキテクト

5 プログラマーは未来を予見する
 イノベーション

COLUMN5 ハックが最速化のすべてである

あとがき

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