マネジメントの本

職業としてのプロ経営者

職業としてのプロ経営者
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著者:
小杉俊哉
定価:
1848円(本体1680円+税10%)
発行日:
2015/10/1
ISBN:
9784844374350
ページ数:
256ページ
サイズ:
四六判(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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プロフェッショナルマネジャーの最高峰、経営者への最短距離とは! ? プロ経営者になれば、年収1億円も夢じゃない。


■プロ経営者=成長意欲があれば、10年後を見据えて考えるべき選択肢



既存の企業に新入社員として入社し、社長を目指しても気の遠くなるような
時間がかかる。
しかも、経営者になれるのは、ごくごく一部だ。
ほとんどの人は順番待ちをして、責任あるポジションにつかないまま
会社人生を終えていく。
優秀な人が真の力を発揮し、「社長」になるための第3の道として
「プロ経営者」を提唱する。


 


■社長とは〝ザ・ラストマン〟



プロ経営者は生え抜き社長とは異なり、業界のこと、会社のことを知らない、
いわゆる「素人」「よそ者」として会社に入ってくるのが大前提となる。
短期間で状況を把握し、判断が下せるような鋭いラーニングカーブが求め
られる。
どっぷりと会社や業界の慣行にしたがって、他業界や世の中の動きとも
無縁のような働き方とは対極にある。
成長戦略を描き、V字回復を行うことが予め義務づけられているのだ。


 


■31名のプロ経営者を徹底分析



主に40代の若手プロ経営者31名へのインタビュー結果とその徹底分析から、
リーダーシップを自ら育てるためのヒントを抽出。
GE、IBMをはじめとしたリーダーシップ教育にも触れながら、経営者という
プロフェッショナルな職業にどうしたらなっていけるのか、パーソナル・
リーダーシップの育て方など縦横無尽に語りつくす。


 


■サラリーマンは圧倒的に経営者やリーダーになるための「練習」が少ない



一般のビジネスパースンは、社会人3~4年目=20代後半からは仕事に慣れ、
だんだんと「楽」をするようになる。
今回インタビューに応えてくれたプロ経営者たちはみな、そこでさらに
成長曲線を上方に修正した経験をもっていることがわかった。
より難易度の高い仕事に自ら好んでチャレンジしてきた人たちである。


 


 


本書は、より高いキャリアを目指したい中堅ビジネスマンをはじめ、
入社早々の若手、学生、プロ経営者を迎えたい経営者、
これからの時代のリーダーシップを学び自分と組織を高めたい方は
いますぐに読むべきです!
私自身、これからのキャリアについて考えはじめました(編集担当より)


著者紹介
小杉俊哉(こすぎ・としや)
合同会社THS経営組織研究所代表社員 慶應義塾大学SFC研究所上席所員
立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科客員教授

1958年生まれ。早稲田大学法学部卒業後、NECに入社。
マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院修士課程修了。
マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク、ユニデン株式会社人事総務部長、
アップルコンピュータ株式会社人事総務本部長を歴任後独立。
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授を経て現職。

著書に、『起業家のように企業で働く』(クロスメディア・パブリッシング)、
『リーダーシップ3.0』(祥伝社新書)、『2%のエース思考』(ワニブックス)など。

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もくじ

はじめに

序章 どうして砂糖水屋の社長からコンピュータ屋の社長になれるのか

第1章 プロ経営者という職業
・ ヘッドハンターからの電話
・ 出世競争することなく社長として活躍できる方法
・ サラリーマンとプロ経営者の違い
・ どんな会社から求められているか
・ 高額な報酬

第2章 プロ経営者はなぜプロ経営者になれたのか?(プロファイル分析)
・ プロ経営者のプロファイル
・ 訓練環境と目覚め
・ 経営者に必要な資質や能力はどこで手に入るのか
・ 試練・ストレッチ経験
・ コンサルティング経験
・ リフレクション(内省)と学習

第3章 プロ経営者への道 「プロ経営者になる。」インタビューより
・ 足立 光 氏(へンケルジャパン株式会社)
/細谷 武俊 氏(オフィス・デポ・ジャパン株式会社)
・ 西谷 浩司 氏(株式会社本間ゴルフ)
/田尻 新吾 氏(ロゼッタストーン・ジャパン株式会社)
・ 杉江 陸 氏(新生フィナンシャル株式会社)
/柴野 智政 氏(カフェ・カンパニー株式会社)
・ 相木 孝仁 氏(楽天株式会社)/松島 陽介 氏(ノーリツ鋼機株式会社)
・ 新井 健資 氏(株式会社カチタス)
/須原 清貴 氏(キンコーズ・ジャパン株式会社)
・ 大竹 秀彦 氏(株式会社カンター・ジャパン
/中村 史朗 氏(株式会社USEN)
・ 斉藤 英明 氏(アクサダイレクト生命保険株式会社)
/岡本 浩一郎 氏(弥生株式会社)
・ 織畠 潤一 氏(シーメンス・ジャパン株式会社)
/上田谷 真一 氏(株式会社バーニーズ ジャパン)
・ 加藤 智治 氏(株式会社あきんどスシロー)
/森澤 篤 氏(マース ジャパン リミテッド)
・ 金 太浩 氏(日本インター株式会社)/後藤 英恒 氏(株式会社シカタ)
・ 宮澤 孝夫 氏(いきいき株式会社)/郡 信一郎 氏(デル株式会社)
・ 井筒 廣之 氏(マンパワーグループ株式会社)
/迫 俊亮 氏(ミニット・アジア・パシフィック株式会社)
・ 矢野 健一 氏(モルソン・クアーズ・ジャパン株式会社)
/麻野 信弘 氏(ダイソン株式会社)
・ 土合 朋宏 氏
(20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社)
・ 小出 斉 氏(株式会社イーブックイニシアティブジャパン)
/伊藤 嘉明 氏(ハイアールアジア株式会社)
・ 栗原 一博 氏(マークテック株式会社)
/稲積憲 氏(NHN PlayArt 株式会社)

第4章 プロ経営者養成塾
・ 一介のサラリーマンからリーダーになる
・ リーダーになるための自己開発
・ マネジャーからリーダーになる
・ サラリーマンとの違い
・ 修羅場、土壇場、正念場の経験
・ 常に職務経歴書を意識して磨く
・ 「論理的」「戦略的」にキャリアを選んでいるわけではない
・ 1万時間の法則
・ スキルとして定義できること、できないこと
・ グローバル環境では、人としてどうすべきか、を意識する
・ 学習する習慣を持つ
・ 責任感は最大のモチベーション
・ 自己効力感を高める
・ 20代、30代、40代の過ごし方
・ プロ経営者も完璧なリーダーではない
・ 自分の勝ちパターンをつくり、そして、それを手放す

第5章 日本企業を活性化させる方策
・ プロ経営者の社会的な必要性
・ 従来の日本企業のリーダー養成の問題点
・ 海外の企業はどのようにして経営者を養成しているのか
・ 他流試合の機会
・ 日本のリーダー養成の方向性
・ 自らのリーダーシップの型を意識し、つくっていく
・ プロ経営者を求める企業のニーズ

おわりに 改めて、リーダーシップについて

解説 多くのプロ経営者とお会いしてみて感じたこと 荒井祐之

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