会社は儲かっているのに給料が上がらないのはなぜ?
景気回復の影響もあって、うちの会社も最近は業績がいいみたいだ。それ自体はすごくうれしいことなんだけど、ひとつ不満が。たしかに多少ボーナスはよくなったけど、給料自体にはほとんど変化がなくてなんだか腑に落ちない気持ちと報われなくてむなしい気持ちでいっぱいだ。どうして給料は上がらないの?
給料ではなく、株主への配分にお金が回っているからです。
会社の利益というものは「株主」「「経営者(取締役)」「従業員」の3者間に割り振られています。最近の流れでは、経営者は買収されないために、積極的に株主に対しては増配や自社株買いで株主配分を増やそうとします。一方で、賃上げに対しては国際競争力を失うという理由で後ろ向きな姿勢を見せています。つまり、従業員ではなく、株主へお金が回っているから給料が上がらないのです。
それでもボーナスの額に上昇が見られるのは、会社にとってボーナスは一時的な出費であり、賃上げは持続的な出費につながるからです。今は景気の向上により会社の業績が良くても、いつまた不景気がやってくるか分からないのが現実です。その時に持続的な出費が会社の首を絞める要因になることを経営者たちは危惧しているのです。
この給料は上がらないが、株主への配分は増えていくというトレンドの中で、給料を銀行に貯蓄して利息をもらうだけでは資産は増えません。ですが、従業員が経営者まで上り詰めるには時間がかかりますが、株主にはすぐなれるのです。労働の対価としてもらう給料から、少しずつでも投資信託などを通して、株主になり、株主配分を企業からもらうことによって、ダブルインカム(給料と配当)を目指すことをオススメします。
『会社勤めでお金持ちになる人の考え方・投資のやり方』
著者:中桐啓貴
定価:1470円(税込)
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