自分の今保有しているスキルは今後しばらく市場でも必要とされるスキルなのでしょうか?
課題1同様、客観的な評価を受けると、自分の立ち位置が分かりやすくなります。特に技術分野では流行廃りが激しいため、見極めは非常に重要です。
スキルについてはこの後の各項目でも出てきますが、「ポータブルスキル(持ち運び可能スキル)」という概念で考えてみてください。ポータブルスキルはその名の通り、どの企業へいっても持ち運びできるスキル、つまりどのような状態になろうが通用するスキルのことを表しています。単なるテクニカルなスキルだけだとどうしても市場で必要かどうかを考える必要がありますが、ポータブルスキルを考えていけば、今後必要とされるかどうかを気にしなくても良いので、ぜひその視点を持って欲しいと思います。 
 
自分の今後のキャリアをどのように描いていきますか?
「キャリアパス」という言葉は聞かれた方はいらっしゃるでしょうか?
その名の通り、キャリアの道を指しております。自分自身がどういうキャリアを歩んでいくのか、そういったことをイメージすることが必要です。本書をすべて読まれた方はお分かりになるかと思いますが、自分のキャリアを意識することで、その道が開けてきます。またその時々に起きた事象を乗り越えることで、自分自身でキャリアを作っていくことが出来るのです。そのためにもなんとなくで良いので、「こうなりたいな」というものを持ってみてください。すると行動が大きく変わってくると思います。
実際どうやってキャリアを歩んでいくかを考える際、皆さんの会社の上司や人事と話し合ったり、また専門エージェントやキャリアカウンセラーと相談するのも良いでしょう。