編集者コラム

2016.06.08

根本さん
老後貧乏にならないため定年までに知っておくべきお金の話


こんにちは、編集部の根本です。


NHKで老後破産の特集番組が何度か放送されています。親の介護と子どもの生
活費補助の板挟みというやむをえない事情で老後破産になってしまう人がいる
一方で、「なんとかなる」と老後の対策を何もしてこなかったため貯蓄をそう
そうに使い果たし生活に困窮する人など、老後破産に陥るパターンはたくさん
ありました。


ですが、ひとつ言えることは「年金だけでは決して暮らしていけない」という
こと。だから、「なんとかなる」と老後資金の計画も立てずに老後を迎えると、
必ず厳しい生活が待っているということです。


しかも現在の高齢者は、これから10年後、20年後に高齢者になる世代よりも、
もらえる年金額などから考えても“恵まれた世代”と言えるでしょう。そんな
“恵まれた世代”ですら、老後破産に陥っているのです。そう考えると、いま
50歳以下の人で「なんとかなるだろう」と老後のお金についてなにも計画して
いない人は、あっというまに老後破産・・・という事態になるかもしれません。


「じゃ、いくら貯めればいいんだ?」「どうやって貯めればいいんだ?」とい
うことになるでしょう。


老後の生活費は平均的には月27万円程度と言われていますが、『「なんとかな
る」ではどうにもならない定年後のお金の教科書』の著者である山中伸枝さん
は、これはあくまで他人の話であって、実際に自分はどうなのかを考えなけれ
ばいけないと言っています。老後の資金としていくら貯金を貯めるかもそう、
年金がいくらもらえるかもそう。実は、人それぞれでぜんぜん変わるので、一
般的な事例に当てはめて考えてもしょうがないのだそうです。


例えば、もらえる年金額には上限があって、年収が800万円くらいが上限です。
よく年収1000万円、1200万円と増えると、もらえる年金額も増えると勘違いさ
れている人がいますが、実はもらえる年金は年収800万円の人と同じです。年収
が高いと生活水準が高く、老後になってもその生活水準を下げることができな
いのに、もらえる年金額はそれほど高くない。よって貯蓄を食いつぶしてしま
い、生活に困窮する。実は、年収が高い人にも老後破産になってしまうケース
があるのです。


ですから、しっかりと自分自身の老後の生活費を計算し、年金をいくらもらえ
るのかを確認し、親、子どもの年齢や状況などを考えて、老後の資金計画を立
てる必要があるのです。そして、計画を立てる際には、国の制度についてよく
知っておくことが重要だと山中さんは言います。山中さんは公的保険アドバイ
ザーという国の保険のスペシャリストです。まず、国の制度を知り、国の制度
を目いっぱい活用して、それで賄えない部分を自分で何とかする。それがもっ
ともムダがなく、効率よくお金を貯める・増やす仕組みなのだそうです。


たとえば、同じ年金を受け取るのでも、受け取り方で実は40%増やすことも可
能です。40%ってすごい数字ですよね。例えば月15万円の年金をもらえる人が
40%増えたら、なんと月21万円です。大きな差ですよね。しかし、こういうこ
とも国の制度のことを詳しく知らなければ、活用できません。つまり、国の制
度を知らないと損することがたくさんあるのです。しかし、日本ではこういっ
たことを教えてもらえる機会がありません。あなたは、ねんきん定期便の見方
を教わったことがありますか? ないと思います。残念ながら、この国では自分
で知ろうとしない限り、教えてはもらえないし、制度を活用することもできな
いのです。


ぜひ、この機会に定年までに知っておくべき国の制度、それといくら必要で、
どう貯めるのかを、この本で学んでみてください。40代なら万全、50代でも老
後の資金対策は間に合います。


【「なんとかなる」ではどうにもならない定年後のお金の教科書】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844374796/busitremlmg-22/


(根本輝久)