編集者コラム

2014.12.03

ピカソはいつ、キュビズムの手法を思いついたのか?

実は、ピカソはシャワーを浴びているときにキュビズムの手法を思いついたそうです。
本書『世界で最もクリエイティブな国デンマークに学ぶ 発想力の鍛え方』の原題、
“In The Shower with Picasso”はそんなエピソードを由来としています。

ところで、デンマークはアート、建築、イノベーションなどの分野で、
いまもっとも注目されている国のひとつ。
そして、消費税は25%でありながらも、国連が発表している国民の幸福指数では世界一です。

日本と同じ資源に乏しい小国でありながら、GDPのなんと60%を稼ぎだしているのはなんと工業製品、
農業製品などの「輸出産業」です(「輸出立国」の「日本」のGDPに占める輸出の割合はおよそ15%)。
ヴァイキングの時代から世界を牛耳る海運産業を牽引し、建築や工業製品のニッチ分野で
圧倒的な強さを生み出す知識・イノベーションとは。

本書で紹介する人物たちは、各界を代表するイノベーターであり続けます。
資源に乏しい国で、いかにその「創造力」は培われてきたのか。
スポーツブランドhummelのオーナーであるクリスチャンと心理学者リーネがその秘密に迫る。

クリスチャン・ステーディル , リーネ・タンゴー (著), 関根光宏 , 山田美明 (翻訳)
解説 「イチからアルファ」を生む国 田村 大
(リ・パブリック共同代表/東京大学i.school共同創設者エウゼグティブ・フェロー)

【世界で最もクリエイティブな国デンマークに学ぶ 発想力の鍛え方】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844373854/cmpubliscojp-22/

(吉田倫哉)