編集者コラム

2014.05.16

リーダーは勤務時間の13%を後始末に費やす

ある調査報告では、企業のリーダーや幹部は、勤務時間の13%を社
員の人間関係の修復や無礼な行動の後始末に費やしているそうです。
激しい競争社会において、個人としても会社としてもできるだけ多
くの〝プラス〟を生まなくてはいけない中で、〝マイナス〟を〝ゼ
ロ〟にするために、多くの労力が割かれているというのが実情のよ
うです。

社員の行動を変えるにはどうしたらいいのか?「先ず隗より始めよ」
という言葉に則ると、リーダー自身が行動を見直すことから始める
のがよい、というところだと思います。

若い頃は他人の言葉によって、自分の行いを振り返ることができま
す。
しかし、立場が上になればなるほど、「人を褒めることはあっても、
褒められることはない。人を叱ることがあっても、人から叱られる
こともない。」という状況になっていくのではないでしょうか。
だからこそ世のリーダーたちは、ビジネス書を手に取り、〝振り返
り〟の糸口を探しているのだと思います。
他人の言葉に代わる、何らかのきっかけを必要とするリーダーのた
めの本、『礼節と誠実は最強のリーダーシップです。』を今回はご
紹介します。

リーダーが大切にすべきなのは「礼節と誠実」、という切り口で、
実践的なアドバイスが詰まっています。
読み終わった後には、あなたの心に残る何かがあることをお約束します。

http://www.busitre.com/app/webroot/ms/cs.cgi?m=busitre&c=209&u=186

(山下絢子)