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ネット証券の普及もあり多くの個人投資家が株式市場に参入し、世は“令和の投資ブーム”にわく。
本書は、無防備に自己資金を投げる経験の浅い個人投資家たちのために、市場のうねり、
ダイナミズムを教え、知っておいてほしい投資の知識、極意を伝える。
一般の入門向けの株式投資入門にはない、「相場」を深く理解する新しい投資本。
本書のなかで、著者の「師」でもある、「兜町の風雲児」と呼ばれた「K氏」こと加藤暠氏について、
その人柄や投資哲学、金融事件史師に残る真相についても盛り込む。
著者紹介
TAKA.K（たか・けい）
1966年生まれ。個人投資家、会社経営者。名古屋市在住。1980年代に株式投資集団「誠備グループ」を率いて「兜町の風雲児」と呼ばれた伝説の相場師、故・加藤暠氏に師事、相場の哲学や信仰を学び、加藤氏が手掛ける大相場を数多く経験した。「無為自然」という信念のもと、投資活動を続けている。数多くの投資関係者との交流も行っているが、投資家交流や株式指導に際し常に投資家とは平等と考え一切の利害関係を持たない主義である。投資家からの投資談義、交流を常に受け入れている。
もくじ
はじめに
第1章 材料株投資との出会い
加藤暠先生との出会いと“材料株”
出会いは「般若心経と株」
先生の相場哲学に触れる
終生変わらぬ相場スキーム
加藤先生への想いと憧れ
仕手という言葉は使わない
加藤先生が言う「100万円が1億円になる」の意味
「仕手」なんて存在しない!
そもそも仕手って―本尊、大提灯、提灯
株の勉強と仏門修行
本尊・仕手筋の本質
上昇のカラクリを理解する
銘柄の分析はしっかり、仕込みはコツコツ
人の行く裏に道あり花の山
戦は本陣側で。足軽で討死は止めよう
加藤先生の言う“三つの今”とは
材料を信じる
高値掴みは悪夢
下がったら買いを徹底
第2章 相場は戦場
相場への向き合い方
相場は需給で動いている
他人の苦しい玉（株）を買う
相場に入るスタートは徹底したファンダメンタルズ分析
入口への狼煙
待つも相場
自分の居場所を認識しておく
他人の言うことには耳を貸さない
とにかく“待つ”
最高の買い方とは
兜町で戦うには、兜町を信じてはいけない
証券ゴロの手口・役に立たない情報に騙されない
株の見立て・目の付け所を決めておく
ダダ洩れは株式市場の常識
株式市場の空気に染まらない
第3章 相場は押しては引く波のごとし
何事にも動じない己の骨子を
市場の誘惑に負けない
新しいもの、理解できないものは無視でいい
単純な作業に確信を持つ
目には見えない市場の力
ストップ高の前夜と後
隠れた空売りの存在
買戻しの力……踏み上げ
売買の錬金術
直近の営業利益を確認する
勝っても負けてもその理由を明確にする
買い選定までは待つ!
順張りの逆張り
相場は、波動
苦しい玉を買わせていただく
第4章 相場は汗と涙の量で決まる
買い場いろいろ
見極めは冷静、時には冷徹に
ストップ高の兆候
仕込みをしている楽しさを味わうのも相場のうち
プロ意識なき投資はあり得ない
相場にいるのは自分だけ
風説の流布? 株価操縦?
後出し論は誰でもできる……情報はこれで溢れている
個人投資家が強くなれば日本市場も強くなる
相場の裏切り
SESCの家宅捜査と東京地検特捜部の事情聴取
兜町の風雲児 立件 厳しい取り調べ
株価操縦などできない、あり得ない
見えない空売りの存在……その真相
見えるようになった空売り（信用残）を見逃さない
第5章 相場は勝つも負けるも自分次第
相場の流れに翻弄されない
アクシデントに立ち向かう
指数連動という落とし穴
AIも移動平均線には素直
相場は明日が見えない世界
本物と偽物
本物は自分のポジションを明かさない
銘柄と縁
外せない投資のルール
ルール1 投資は需給
ルール2 相場の基本中の基本。安値で買って高値で売る
ルール3 空売りの見極め
ルール4 ファンダメンタルズの見立て
ルール5 売買の肝
終章 加藤暠先生と共に
加藤暠先生の本懐
とてつもないスケール
上がっても下がっても天の動き
上がれば、天の動き、下がっても天の動き
ただ、先生を信じて相場に挑む
時は2011年
加藤先生との108日間の御行
行も半ば 先生から教えられたもの
信仰の力 ご本尊様のお導き
この銘柄を本気でやる
小欲と大欲
磐石の布陣づくり
加藤暠氏復活! K氏復活
戦の幕開け
戦は本尊たるべき
相場は需給の戦い 大河の一滴から
もう誰にもできない相場
おわりに
