2016.01.20
こんにちは、根本です。
日本人は働きすぎとよく言われますが、ある調査では、1980年代に比べて現在
の日本全体の労働時間は減少傾向にあるものの、正社員の労働時間は逆に増加
傾向にあるそうです。それは、アルバイトやパート、派遣社員といった形態で
働く人が増えたため、全体の労働時間が減少している一方、正社員はプレイン
グマネージャーが増えているように負担は大きくなっているそうです。
このような傾向は、大企業よりも中小・ベンチャー企業で顕著で、そういった
会社では長時間労働が常態化している会社が多いのが現状です。しかし、多く
の人は「残業するのが当たり前」と思考停止に陥り、残業を減らす工夫は考え
ないまま、会社を辞めてしまう人も多いのです。
しかし、「ランクアップ」という化粧品会社を営む岩崎裕美子さんは、その著
書『ほとんどの社員が17時に帰る10年連続右肩上がりの会社』の中で、「残業
も長時間労働もいらない」とはっきり言っています。残業をしないで社員43名
で年商75億円を売り上げる会社は、どうしてできたのか。
実は、岩崎さんの前職は、「離職率100％、定時は終電」という超ブラック企業
の取締役。経営陣として会社を大きくするために、自ら率先して働き、社員に
も長時間労働をさせていたのです。その甲斐あって、会社の売上は伸びていき
ましたが、社員は長くても3年でみんな辞めていく。その度に募集にお金を使っ
て人を雇い、多大な労力をかけて人を育てる、というのを繰り返していました。
そして、いつしかそのサイクルに疲れ果ててしまい、退職しました。そのとき、
自分で会社をつくることを考え、新しい会社では「残業をしない」と心に誓っ
たそうです。
そんな岩崎さんが作った会社は、もちろん残業はありません。しかし、そんな
できたばかりの残業もしないベンチャー企業が、10年連続で売上を伸ばし続け
ています。そこには、徹底した会社としてのこだわり、残業をしなくても効率
よく働く仕組みがあります。
長時間労働に悩む人は、ぜひこの本を手にとってみてください。会社を辞める
のではなく、仕組みを変える、働き方を変えることで長時間労働をしなくても
結果を出す働き方が見つかるはずです。
【ほとんどの社員が17時に帰る10年連続右肩上がりの会社】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844374168/cmpubliscojp-22/
さらに、岩崎さんのお話を聞いてみたいという方に出版記念講演のお知らせで
す。ぜひ、奮ってご参加ください。
【出版記念講演の情報】
講演日時 2016年2月3日
開始 19:00（開場18:30）
会場 八重洲ブックセンター本店 8階
詳細はこちら
http://www.yaesu-book.co.jp/events/talk/8726/
