編集者コラム

2013.07.24

時田
政界のプリンス「あの人」の人気にはワケがある?!

「暇かと言われるけど、暇じゃないけど日間賀(ひまか)に来ました!」

先週末行われた参議院選挙。愛知県の日間賀島(ひまかじま)で冒頭に一言こう言い放ったのは、
応援演説に来ていた自民党小泉進次郎氏。

今、政界で一番人気ともいえるのではないでしょうか。
甘いマスクに加えて父が小泉純一郎元首相ということもあり、以前から注目を集めていましたが、
彼の人気はその「スピーチ」にもあるそうです。

秘訣のひとつは、スピーチの冒頭に前述のダジャレやその地方の方言を使うこと。
この方法で、一気にその場の空気を柔らかくするようです。
つまり「つかみ」が大切だということですね。

「人前で話すとき、どんなに慣れたプロでも緊張する」と話すのは、
今回ご紹介する本『人前で5分以上自信を持って話せる方法』の著者である元NHKアナウンサー石川光太郎氏。
現在はアナウンサーや声優の卵たちに話し方の指導をしています。

彼は緊張しないようにしないとすればするだけ、逆効果だといいます。
むしろ、きれいに話さなくてもいいと思ったほうが、緊張はほぐれるそうです。

結婚式のスピーチを頼まれた、会社の朝礼でかっこよくキメたい、採用試験でもっとうまく自分のことを伝えたい…
と悩んでいる方にぜひおすすめしたいと思います。

『人前で5分以上自信を持って話せる方法』(元NHKアナウンサー 石川光太郎 著)

著者の方と本づくりをしながら、「プロのアナウンサーたちも、失敗やハプニングをたくさんしたんだ~」と思うと、
少しだけ肩の荷がおりた気がしました。
本書では巻頭付録としてエピソードをいくつかご紹介しています。

ちなみに本編集者は、学生時代就職活動をしていた頃、面接室に入る前トイレでいつも「変顔」をすることで緊張をほぐした(つもり)になっていました。
会社に入社後、まさかのその様子を見ていた先輩に出会い、非常に恥ずかしい思いをした記憶があります…実は今でもしていますが。

(編集部 石川奈津美)