マネジメントの本

全社員生産性10倍計画

全社員生産性10倍計画
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著者:
本間卓哉
定価:
1628円(本体1480円+税10%)
発行日:
2017/6/1
ISBN:
9784295400899
ページ数:
222ページ
サイズ:
188×130(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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これまで300社以上の企業経営の現場を見てきた著者が、経営戦略として「利益を生む正しいITへのお金のかけ方」を教えるのが本書です。


 


生産性を無理なく高め、確実に顧客を増やす方法


 


・「これ、便利だから会社で使え」と社長が導入したシステムがほとんど使われていない。
・経費の使途には細かいのにテレビ会議で済ませられるような出張・支店視察にバンバン行かせる。
・Web制作・Webマーケティング会社の言いなりにムダ金を払い続けている。


 


多くの会社でよく見られる風景です。
本書の著者いわく、


 


「実際に社員の声を聞くと、『社長には言えない現場の声』が多くあります。
私が独自に取ったアンケート調査でも、『このシステム、ホントは使いにくい』『ITを入れたのに手間だけ増えた』などの意見も多い。
こうしたことを経営にうまく取り入れていかないと、ムダが多い非効率な経営になるのです」


 


いまやITの活用は、経営戦略の重要な柱の一つです。
しかし、消費者心理をつかみ、締める部分は締めて順調に儲けているやり手の社長でも、なぜかムダな金を突っ込んでしまう。
そんなことが多いのが「会社のIT」なのです。


しかし、著者はこう断言します。


 


「いまでは月に500円前後で、生産性を上げたり、コミュニケーションを促進したりできる優秀なクラウドツールが使えます。
それらを自社の状況に応じていくつか組み合わせれば、生産性向上と顧客の増加で、会社は確実に儲かります」


 


「効率化、人、顧客、リスク」に効く経営戦略


 


300社以上のIT活用を現場で見てきた著者が語る内容だけに説得力が高く、また企業の成功/失敗事例も豊富に盛り込んでいます。
「残業が多いのに儲からない」「マーケティングがダメなので売れない」「顧客情報が漏れないか怖い」といった多くの会社に向けて、


 


(1)ムダを削り(業務・時間の効率化)
(2)少ない人数でも無理なく回せて(人・組織の強化)
(3)しっかり稼げる仕組みをつくり(顧客増加、マーケティング)
(4)リスクはできるだけ小さくする(リスクマネジメント)


 


という4つの分野にそれぞれ効く経営戦略を示す一冊です。
本書で、会社をIT活用で変える具体的方法をぜひ学んでください。


著者紹介
本間卓哉(ほんま・たくや)
株式会社I T 経営ワークス 代表取締役、一般社団法人I T 顧問化協会 代表理事。2003年より大手I T 関連企業にて300 社以上のネットショップ構築、W e b コンサルティングを手がけ、数多くのネットショップを開業から年商1000 万円以上に導く。その後、株式会社E C s t u d i o(現:C h a tWo r k 株式会社)に転職。企画マーケティング部を発足し、ブランディングおよび売上に貢献。自社内ではI T 活用による効率化により、従業員満足度日本一となる。社内ベンチャーを経て独立し、I T 経営化を積極的に図りたい企業に向けた「I T 顧問サービス」を主軸として、これまでに100 社以上のI T 化支援を行う。I T 顧問化協会では、企業経営者・I T 担当者向けのI T 化に向けた講座開催や、より多くの企業に効果的なI T 活用を啓発・普及させることを目指したビジネスパートナーの組織構築も行っている。

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もくじ

序章 1人500円かければ、会社は確実に儲かる!
・財布のひもは固いつもりで、実はコスト意識のゆるい社長の「勘違い」
・たった「1人500円」を組み合わせることで、会社は儲かり始める ほか

第1章 間違いだらけの経営戦略
・“ヒト・モノ・カネ"の管理は「過去の延長」「気合いと根性」で考えてはいけない
・事業を“流れ"で把握できれば、かけるコストも適正化する ほか

第2章 「効率化」に効くIT活用法
・いらないものに時間を振り向けている体制を変える!
・面倒な「情報共有」を圧倒的に楽にする ほか

第3章 「人」に効くIT活用法
・採用は「求人メディアに出す」時代から「自前で募集する」時代に
・組織コミュニケーションの最適化で人の動きが変わる!
・人事評価制度にITを活用する ほか

第4章 「顧客」に効くIT活用法
・顧客減にあえいだ老舗が「売上300%アップ」を達成
・ネット「だけ」で売る ほか

第5章 「リスク」に効くIT活用法
・リスクは「ゼロ」にはならないが、「最小」にはできる
・結局、「セキュリティ」にどれだけ気を遣えばいいのか? ほか

終章 成長し続けるために必要なこと
・利益体質を維持し続けるには?
・ITツール選定のための5つのプロセス ほか

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