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これだけは知っておきたい! 賢い「相続・贈与」のコツ

これだけは知っておきたい! 賢い「相続・贈与」のコツ
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著者:
久保田博之
定価:
1628円(本体1480円+税10%)
発行日:
2018/7/1
ISBN:
9784295402046
ページ数:
191ページ
サイズ:
210×148(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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節税対策のための生前贈与、自分でつくった遺言、これらが無効になってしまったら──?


高齢化が進み、子や孫の世代の負担は増すばかり。子どもや孫に迷惑をかけたくない、
少しでもお金を残してあげたい、そう思う高齢者は多いでしょう。
しかし、相続や贈与には多くの落とし穴があります。
現に2000年からの10年間で、裁判所に寄せられる相続関連の相談件数は約2倍に増加。
生前にせっかく準備したつもりでも、後になって問題が発覚すれば、
残された家族の絆に禍根を残す事態にもなりかねません。

本書では、生前対策に定評のある京都の老舗会計事務所の代表が、
「親が認知症になってしまったら?」「節税対策として賃貸アパートを持っていたら?」
といったケースを挙げながら、相続・贈与のコツをわかりやすく教えます。

著者紹介
久保田博之(くぼた・ひろゆき)
税理士法人久保田会計事務所 代表税理士。税理士、上級経営会計士。1964 年京都市生まれ。同志社大学商学部卒。1989 年に税理士登録して以来、50 年以上続く老舗会計事務所の二代目として、クライアントの相続、事業承継を支援。1,000 人以上の相続税の申告書を作成する。豊富な経験と実績からきめ細かな生前対策に定評があり、金融機関からの紹介も多い。弁護士、司法書士など他の専門家との協力体制も充実している。

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もくじ

プロローグ 問題ないと思っている家族ほど相続で揉める

第1章 なぜ相続はうまくいかないのか?
ケース 1 親が認知症になってしまった‥
ケース 2 名義預金問題などで生前贈与が有効ではなかった
ケース 3 借入をして賃貸アパートを建てている
ケース 4 短期間で相続の問題を解決しようとした‥
ケース 5 兄弟姉妹が中心になって相談している
ケース 6 2次相続のことまで考えていない
ケース 7 節税を優先しすぎてしまった
ケース 8 自分で申告してしまったため、税金が高いことに気付いていない
ケース 9 誤った認識で相続時精算課税制度を選択してしまった
ケース 10 財産の棚卸しが不十分で、遺言に記した財産に漏れがあった
ケース 11 海外投資や海外財産があったために、相続手続きが困難になった

第2章 相続の地図を作る(財産の棚卸し)
2 - 1 相続ってそもそもなんだ?
2 - 2 相続の流れを把握しよう
2 - 3 相続の理想的なイメージ図を作る
2 - 4 生前の対策ってどんなことができるの?
2 - 5 生前の対策として① 遺言
2 - 6 生前の対策として② 民事信託
2 - 7 生前の対策として③ 財産組替え
2 - 8 生前の対策として④ 贈与
2 - 9 生前の対策として⑤ 生命保険
2 - 10 亡くなってからも相続税の対策ってできるんですか?
2 - 11 相続税の減額‥
2 - 12 納税の方法

第3章 相続で気になるお金の計算(税金の計算)
3 - 1 3つの流れが大事
3 - 2 まずは簡易に計算してみましょう
3 - 3 相続税対象財産ってなんだ?
3 - 4 減額されるマイナス財産って?
3 - 5 相続税申告から納税までの流れ
3 - 6 ご自身の相続税をざっくり把握しておく
3 - 7 相続税の申告書について
3 - 8 相続税が課税されないパターンとは?
3 - 9 信頼できるパートナー選び

第4章 誰になにを相続させるのかを考える(財産の分け方)
4 - 1 一番揉めない遺産分割のあり方とは?
4 - 2 誰が相続人になるのか
4 - 3 生前贈与をした人には遺産を
どう分割したらよいか?
4 - 4 親の介護をしていた子は遺産分割にどう反映させればよいか?
4 - 5 相続人に認知症の人がいる場合はどうすればよいか?
4 - 6 遺産分割協議ってなんですか?
4 - 7 財産の整理について
4 - 8 エンディングノートについて
4 - 9 遺産分割方針の決定
4 - 10 遺言について

第5章 節税の基本的な考え方
5 - 1 節税の前にやること──「争族」対策
5 - 2 生前贈与を考えておく
5 - 3 財産を減らす
5 - 4 評価を引き下げる
5 - 5 非課税財産などの特例を活用する
5 - 6 相続人を増やす
5 - 7 申告期限までに分割する
5 - 8 1次相続と2次相続の合計で節税する

エピローグ
相続の落とし穴にはまらないために

参考サイト

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