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社会を変えるアイデアの見つけ方

社会を変えるアイデアの見つけ方
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著者:
市ヶ谷弘司
定価:
1408円(本体1280円+税10%)
発行日:
2018/8/11
ISBN:
9784295402244
ページ数:
240ページ
サイズ:
188×130(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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「キミのアイデアで、社会を変えよう! 」


未来をつくる起業家、技術者、これからのすべての創造者へ。
ゼロから100億市場を生み出した著者が伝える、社会を変えるための技術と発想法。

温暖化、省エネ時代のいま、爆発的にヒットしている製品がある。「空調服」だ。
「空調服*」とは、著者が2004年に独自開発・発売したファン付き空冷服。
人体が本来備えている生理クーラーをより積極的に活用できるようにする空調装置で、
服に取り付けた電動小型ファンにより服の中に外気を取り入れ、体の表面に大量の風を流し、
汗を気化させ、涼しく快適に過ごすための製品である。

本書は、ある日、ふとひらめいた「空調服」のアイデアを具現化・製品化し、
大きな市場をつくった著者が、アイデアを創り出す方法や育てていく方法、
そして実際に実現していくまでの流れを、その知識と経験を踏まえながらまとめました。
*「空調服」は、㈱セフト研究所と㈱空調服の商標です。

著者紹介
市ヶ谷弘司(いちがや・ひろし)
株式会社空調服 代表取締役会長。株式会社セフト研究所 代表取締役社長。1947年生まれ。1991年にソニーを早期退職後、同年9月に株式会社セフト研究所設立。ブラウン管測定器の販売で赴いた東南アジアで、エネルギーをほとんど必要としないクーラーを発明、開発準備中に「生理クーラー理論」を着想。この理論を応用した『空調服』を開発し、製造。また、この製造した『空調服』を販売するため、2004年に株式会社ピーシーツービー(現株式会社空調服)を設立する。2005年に株式会社空調服に社名変更、現在に至る。

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もくじ

はじめに
アイデアで新しい世界を創るために

序章
知識の木に新たな枝を創造する
・「わからない」ことを「わかる」こと
・凡人の生きる道
・わかろうとする力
・打開するための力

1章 創造力を磨くには
1.課題が無ければ創造力を発揮しようがない
・動機が創造力を育む 
・動機や欲求から課題を導き出す
・大切なのは「何かを良くするアイデア」であること
2.好奇心を持って考えよう
・子どもに学ぶ、好奇心と発想力
・遊び心が必要な理由
・まだ見つかっていないだけで、答えは必ずある
3.不思議と思うことは調べる前に考える
・情報は人を惑わす
・とりあえず考えるメリット
・リラックスして考える
4.当たり前の現象を当たり前と考えない
・当たり前を問い直す
・自分がそうだからといって、誰もがそうではない
・当たり前は、置かれた状況により異なる
5.面倒がりで、手を抜くことを考えよう
・ストイックであることのリスク
・楽をするために頭を使おう
・目先の利益に惑わされない長期的な視点を
6.学んだところから考えるのでなく、根っこから考え直してみよう
・どんな知識を土台にするかが発想の価値を決める
・目に見えるものが真実とは限らない
・発想を創造に育てるために

2章 新しい枝を育むために
1.小さな原理にはとらわれない 
・生まれたてのアイデアは赤ん坊と同じ
・育てる者が楽しむことが大切 
・常識からアイデアを守るために 
2.関連する知識は調べない
・調べることのメリット
・無意識をコントロールするのは難しい
・栄養はバランスよくが大事
3.専門外のことを行う 
・知らないことは必死に勉強する
・教養がアイデアの土壌を豊かにする
・武器になるものを専門外から探そう
4.学者でなく考える者であれ
・学ぶべきなのは考え方
・センスの良さは天賦の才なのか
・奇抜さと定番の合間を狙え
5.解決策を追加するのではなく、問題を取り除く
・代替案に潜む罠
・問題がどこにあるのかを特定する
・再発させないために原因を絶つ
6.実現するためのコストとリスク
・無駄なこととは何なのか
・創造にはリスクが必要
・失敗は成功の母
7.試作の前に頭の中でシミュレーションを行う
・そのアイデアで戦えるのか
・悪いアイデアほどよく育つ
・夢を育てるシミュレーション 

3章 自分の発想を、実際に創造するまで
1.夢が広がる、大きな目標を持つ
・そのアイデアがどこまで育つのか 
・育てられない理由をつくるな
・「やる」「やらない」「やりたい」を育てる
2.最終目標に辿り着く前、最初の目標を設定する 
・目標は細かく設定する
・とにかく目標を具体的に挙げてみる
・目標を計画にしていく 
3.優先すべきは20%の核心部分
・そのアイデアの強みはなにか 
・核心部分に労力を一点集中する
・残った部分は楽して片付ける
4.足りないリソースをいかに解決するか
・まずは焦らず現状を受け入れる
・予定外の道にはリスクが潜む
・工夫の余地があるものを探す
5.あらゆる失敗を想定する
・粘り強く課題をクリアしていく
・しっぺ返しには気をつけろ
・分相応が守りを固める
6.モチベーションの保ち方
・動機の外付けは創造力を下げる
・熱意には限りがある
・大義名分が実行に勢いをつける
7.共同作業がやる気を高め、新たなアイデアを創る
・価値あるアイデアは人を惹き付ける
・明確な目的と安心感を示せ
・歩く人が多くなれば、それが道になる

おわりに
これからのすべての創造者へ

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