仕事術・ビジネススキルの本

すべてのビジネスに、日本らしさを。

すべてのビジネスに、日本らしさを。
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著者:
各務亮
定価:
本体1680円(税別)
発行日:
2021/4/11
ISBN:
9784295405252
ページ数:
304ページ
サイズ:
188×130(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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NewsPicksなど多数メディアで活躍する価値創造プロデューサー初の著書。 これからのビジネスに必要な「価値」と「戦略」を示す。


豊かさのあふれた現代社会では、求められる価値が「機能」「便利」から、
「意味」に変化しています。
ビジネスにおいても、定量的な数値を争う「競争」から卒業し、
独自の「存在意義」の探求が求められています。
その状況で、日本企業が持つ「独自の強み」として
「日本らしさ」をビジネスに実装していただくことが、この本で提案したいことです。

「これまでどおりにやっているのに、うまくいかない……」
「他社の成功事例を参考にしているのに、うまくいかない……」
「変わらなきゃいけないのに、変われない……」
そんな悩みを持ちながら、商品・サービス・事業・イベントを設計するすべての人に向けて、
「心を掴んで応援される新しい価値」のつくりかたを伝える本です。

天命を知り追求する「求道心」。歴史に培われた「伝統的資産」。
他者を受け入れる「調和の精神」。豊かな感受性による「美意識」。
日本に根付くこれらの「らしさ」は、「意味の価値」が求められる社会において、
大きな強みを発揮します。世界に展開するビジネスも、国内に注力するビジネスも、
日本に関係のあるビジネスも、関係のないビジネスも、
あらゆる価値創造に実践していただける、「日本的」思考法を伝授します。

著者紹介
各務亮(かがみ・りょう)
THE KYOTO 編集長&クリエイティブディレクター。2002年から中国、シンガポール、インドなど電通海外拠点を移り住み、2012年から電通京都支社へ。京都から日本ならではのグローバル価値を生み出すべく「GO ON」「太秦江戸酒場」「夕暮能」など、伝統に異分野を掛け合わせたまったく新しい商品、サービス、事業を多数立ち上げ。2020年6月には京都発、文化&アートのプラットフォーム「THE KYOTO」を起業し、編集長&クリエイティブディレクターに。京都芸術大学非常勤講師。佐治敬三賞、カンヌライオン、D&ADなど受賞。内閣府 クールジャパン戦略推進会議メンバー、経産省 クールジャパンビジネスプロデューサー、観光庁 目利きプロデューサー、京都市 産業戦略懇談会委員、京都市 京都市伝統産業活性化推進審議会委員など歴任。

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もくじ

はじめに「日本らしさ」がビジネスを救う

第1章 ビジネスを進化させる、「4つの日本らしさ」
便利で安全な「だけ」の日本製品
「ものづくり大国」として名を挙げた日本/「世界における役割」を失った日本
変わりつつある「価値」の中身
世界を席巻する「意味のある」価値/世の中は「存在理由」に価値を感じている
「意味」はヒューマニティの思想から
「職人」が価値を紡ぎ出す、イタリアの高級ブランド/自分たちの「どこ」に価値があるのか?
次のフェーズが見つからない「失われた20年」
「クールジャパン戦略」の反省
これからは「日本らしさ」に注目しよう
天命を知り追求する「求道心」/歴史に培われた「伝統的資産」/他者を受け入れる「調和の精神」/
豊かな感受性による「美意識」/足元を見つめ、「自国の文化」に正しい自信と誇りを
世界から評価されてきた「日本らしさ」
世界の思想に影響した「求道心」/世界の職人を感動させた「伝統的資産」/
世界の暮らしを変えた「調和の精神」/世界に衝撃を与えた日本の「美意識」
「意味の価値」は日本国内でも求められる
若い世代は「本質的価値」を求めている
「日本らしさ」はすべての企業に宿っている
ビジネスという「物語」を紡ぐ
「4つの要素」を、ひとつの物語にする
「日本らしさ」とは「人間らしさ」
「素直に考える」ことで喜びを創造する

第2章 ミッション ―「求道心」で、社会に必要とされる存在意義を見つける
「なんのため」のビジネスかを問う
「売上を伸ばす」はミッションにはならない/あえて「売上を伸ばさない」京都の老舗/
「求道心」でビジネスの「存在意義」を追求する
「いまあるミッション」を更新する
「価値観」が変わればミッションも変わる/「変われないミッション」の行き着く先/
「外部要因」によるミッションは弱い
そのビジネスで、「社会はよくなる」のか?
「手を取り合って」課題を解決する/ミッションは「綺麗ごと」がいい
「社会的大義」がもたらすもの
「1200万円」を集めた、京都の名家
「視点」を変えて世の中を見る
その課題を「宇宙」から検証する/その常識は「いつ」できたのか
「そこにある不満」に目を凝らす
「過去」のデータから「未来」はつくれるか
「人間的欲望」に素直になる
現代人が求める「野生の解放」/豊かな社会で「欲望のスイッチ」を入れる方法
「エゴのスケール」を広げていく
エゴは逆境に立ち向かう力にもなる
「ソーシャルインパクト」を生み出せるか
「論理と公益」の企業活動
「仲間の存在意義」も創出する
精神的報酬が、仲間の「BE」を実現する

第3章 ストラテジー ─「伝統的資産」で、競争のないフィールドを創造する
「資産」を分解して、異領域に忍び込む
「ゲームに勝つ」ではなく、「ゲームをつくる」/既存のゲームをハックした「伝統的資産」/
敵を知り、強みを知って、「忍び込む」
みんな、自分たちの「価値」に気づいていない
「よそもの」視点を取り入れる/その戦略に、「自分たちらしさ」はあるか/
「技術」「素材」「物語」の要素に分解する
枯れた「技術」に価値がある
マスターピースになった「木桶のスツール」/新たな価値を生んだ「400年の技術」/
日本企業は「技術の転用」が得意
官能を刺激する「素材」に価値がある
豊かな自然と習慣が、「洗練された素材」を生んだ/あらゆる「自社を形づくる資産」は「素材」になりうる
伝統・歴史という「物語」に価値がある
美意識や精神性に「物語」が宿る/私たちは「物語を共感できる国」に生まれた
「眠れる資産」に目を向ける
「何もない」が価値になった直島
「価値ある弱み」が武器になる
「時代のマイノリティ」に目を向ける
他人の力を「素敵に使う」
「世界観」が思わぬチャンスをつれてくる

第4章 アイデア ―「調和の精神」で、共感と驚きのある新たな価値を生む
アイデアとは「掛け合わせ」を考えること
掛け合わせが「名付けられないもの」を生み出す/「調和の精神」で掛け合わせる
「課題と課題」を掛け合わせて一気に解決する
アイデアは「必然性」によって強くなる
「集合的無意識」を見つけて掛け合わせる
「テクノロジー」を掛け合わせ、世界とつなぐ
テクノロジーの力で伝統を「グローバル化」する
「真逆」の掛け合わせで意外性を生む
「光るシルク」が話題を集めた理由/強い問題提起をする「問い」もよいアイデア
「古典」との掛け合わせで普遍性を得る
古典には「普遍的価値」がこめられている/「人と違うインプット」がアイデアを生む/
「バブル」を抜け出し、異質に触れる
「ネーミング」で伝わるスピードを上げる
「説明不要」のネーミングをつける/メディアがそれを「どう伝えるか」まで設計する
「アーカイブ」から本質を学ぶ
「古い」がなくなった、「いま」という時代
「らしさ」を大事に、3%の変化を
「らしさ」を残してアップデートする/変化は「3%」でいい
「変わらない」ために、変化する
「らしさをアップデート」した京都の老舗企業
「みんな」で一緒に考える
ときにリーダーでなく、「ファシリテーター」に/座禅を組み、「固定観念」から開放される/
「時間・場所・情報」を共有する
「ミッションのある」アイデアは失敗しない
「歴史ある価値」は壊れない/「世に問う」と、想定外の成果が生まれる

第5章 エグゼキューション ―「美意識」で、人の心を揺さぶる体験をつくる
エグゼキューションとは「実現」させること
価値を「体験」に転換する/プロジェクトの物語に「一貫性」をもたせる/「参加する人の顔」を思い浮かべて考える
説明不要な「美しさ」が感動を生む
自然から得た、日本の「美意識」/本質を際立たせる、「引き算」という美/
世界に賞賛された、「引き算」の実践/「美意識」をどう身につけるか
卓越した「クラフトマンシップ」が美を生む
職人たちの「挑戦魂」をうまく引き出す/誰でも「やらされ仕事」は嫌いなもの/「突き
抜ける」から感動が生まれる
「気配」にうったえかける
「理解させる」ではなく「感じさせる」/「わかりにくい」でいい
「参加できる余白」をつくる
「一緒につくる」という価値/「不完全」が体験へと誘う
無駄のある「遊び」を演出する
「競わない遊び」をしよう/「自由に遊べる余白」が楽しさを生む
「右手にロマン、左手に算盤」で仲間を募る
「企画書」をつくってチャンスを掴む
チームの「やりたい」を設計する
「やらざるを得ない人」はどこにいる?/「リスペクトの心」を絶対に忘れない
反対意見は「成功体験」で超える
「ユーザーの反応」が反対意見を変える
「破壊」と「創造」を両輪で回す
社内に「出島」をつくって進める
すべてのプロジェクトは、次への「プロトタイプ」
「失敗の数」が価値になる/新しい価値の設計こそ、「未来をつくる仕事」

おわりに オルタナティブな価値を京都から

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