仕事術・ビジネススキルの本

企画

企画
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著者:
髙瀬敦也
定価:
1628円(本体1480円+税10%)
発行日:
2021/8/1
ISBN:
9784295405498
ページ数:
288ページ
サイズ:
188×130(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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今、あらゆる場所で「企画できる人」が求められている

Web、SNSがインフラ化し、誰もが情報発信できる現代は、1億総クリエイター時代とも言われる。
ブロガー、YouTuber、インスタグラマーなど、様々な「つくる人」から熱狂的な支持を集め、
今なお売れ続けるロングセラー書『人がうごくコンテンツのつくり方』から3年。
本書では「逃走中」「ヌメロン」など、さまざまなヒット企画を生み出してきた著者が、
コンテンツの源ともなり、今、あらゆる企業・人が求めているもの、「企画」をテーマに書き下ろす。

「企画=アイデア」ではない。企画とは「決めること」である。
企画という言葉から「アイデア」や「発想」を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。
つまり、企画ができる人とは、素晴らしいアイデアを閃く一部の「特別な才能の持ち主」だと。
本書ではそういった従来の企画に対するイメージや常識を覆す。
企画とは、端的にいえば「決めること」であり、どんな人でもできるようになるものである。
本書では、「企画とは何か」を再定義し、企画力の正体を解き明かす。
また、「企画」と「コンテンツ」の違いから、いかにして企画ができる人になるか、
その具体的方法までを伝授する。

著者紹介
髙瀬敦也(たかせ・あつや)
コンテンツプロデューサー。原作企画者。株式会社ジェネレートワン代表取締役CEO。フジテレビ在職中「逃走中」「ヌメロン」「有吉の夏休み」などを企画。ゲーム化もプロデュースした「逃走中」は累計100万本を達成。「ヌメロンアプリ」は350万ダウンロードを記録。アニメブランド「ノイタミナ」を立ち上げ、「ノイタミナ」を命名。独立後は多分野でヒットコンテンツを企画。とにかく創って世に出しまくることを信条とし、動画プロデュースするYouTubeチャンネル「お金のまなびば!」は開設半年で登録者数10万人。マンガ・絵本原作脚本、オリジナル家具ブランドnotosの運営のほか、ボディチューニングブランド「DEMENSIONING」やソフトウェアプロダクション「POST URBAN」など共同創業。また、多業種で、新事業・商品企画、広告戦略など幅広くコンサルティングを行っており、Twitterでの「伯方の塩二代目声優オーディション」で広告効果10億円とも言われたバズを生み出したほか、自身プロデュースの日本酒「騨飛龍」のキャンペーンは1日で10万リツイート。現在15社以上で顧問・アドバイザーを務める。「メンバー全員がコンテンツを創って世に出しまくる」ことを応援するオンラインサロン「コンテンツファクトリー2030」主宰。著書『人がうごく コンテンツのつくり方』(クロスメディア・パブリッシング)はベストセラー。

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もくじ

はじめに

序章 企画とは何か
企画を再定義する
企画=「アイデア」という誤解
「いい企画」なんて存在しない
だらだら休日が企画
「企画」とは人生そのもの
決めることが価値を持つ時代
制約が企画を生む
企画とマネタイズはセット
「企画」と「コンテンツ」と「メディア」の意外な関係

第1章 生まれる企画
インプットしまくるだけで一流の企画者に
「他人の思考を借りて」ラクにインプット
15分の雑談でテクノロジーの恩恵を受ける
現場でインプットはコスパがいい
Twitterでラクに共感調査
マスの空気感はテレビ
10倍速で得る
「情報ターミナル」になれればもっとラク
企画をストックすれば天才を装える
「量が質を生む」もうひとつの意味

第2章 人と企画
「ユーザー」なんてこの世にいない
企画の要は「人起点で結び付ける」こと
感情無視で「とんでも企画」
人だけで企画になる
人は「自分以外を決めつけて安心する」生き物
やっぱりゴシップが好き
人は損をしたくない生き物
近年の日本は「孤独」と「デフレ」がテーマ
人を巻き込む

第3章 伝わる企画
「フリ」のある企画とない企画
「みんなが知っている」は大きな資産
自分をペルソナにする
「置き替える」という最強の企画手法
ひとつだけ何かを置き替える
まるごと置き替える
主語を逆転させる
「違和感」しか気にならない
内容なんかより「画」で勝負
「参加型企画」は「参加させられる企画」
「世界観」という衣装
企画=言葉
ダジャレから始める
パワーワードを使う
最強のパワーワードは「今」
漢字・ひらがな・カタカナ・アルファベットのバランス
企画は言葉で資産になる
困ったときの応急テクニック8選
4つの普遍欲×関係ないもの
「ランキング」と「2択」が最強のシステム
ライバルをつくる
とりあえず高くする
とりあえずくくる
数で魅せる
人を「記号化」する
「企画すること」を企画にする
ネットコンテンツでこれから企画すべきこと
SNSコンテンツで変化が起きている
自分の企画を歴史にする

第4章 進む企画
企画は「世に出すこと」で価値が出る
どこまでが企画なのか
何が何でも世に出す
人が介在すればするほど、企画は変わる
共犯者は宝物
企画をぐいぐい進める10の話
巻き込む人を決める
相手の脳内に映像を浮かばせる
企画書は「読ませるもの」ではなく「見せるもの」
仮タイトルは(仮)じゃない
とりあえず寝る
答えがないのが企画
企画は腐る
とりあえずググる
観測気球を打ち上げる
実現率が倍増する「先回り思考」
エゴサで渦へ飛び込む
分析するのは当たったときだけで
企画者としてのプライド
企画本位で進める

第5章 企画を受け取る
企画は共同作業
全レイヤーの目的を共有する
こだわりを見極める
ダメなものはダメ
「面白い企画」ってなんだ
「昔やったから」は最悪の断り方
インプットがないとジャッジできない
企画者をコスパよく働かせる方法

第6章 企画力の正体
企画力とはシステムである
企画力① インプット力
企画力② 結び付け力
企画力③ 多産力
企画力④ 巻き込み力
企画力⑤ やり切り力
実績は企画力の証明ではない

おわりに

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