自己啓発の本

記憶はスキル

記憶はスキル
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著者:
畔柳圭佑
定価:
1628円(本体1480円+税10%)
発行日:
2022/5/1
ISBN:
9784295406266
ページ数:
240ページ
サイズ:
188×130(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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特別なことをしなくても、やりかたを少し変えるだけで、おもしろいほど「覚えられる!」「忘れない!」「思い出せる!」


学習塾などに導入される記憶アプリ「Monoxer(モノグサ)」を開発した
元Googleエンジニアが、効率的に記憶を定着させる方法を教えます。

「最近、人の名前が覚えられない」
「昔は電話番号を何件も覚えていたのに、スマホに頼っていたら数字を覚えられなくなった」
「新しい用語が次々に登場するけれど、正直ついていけない…」

本書は、そんな自分の記憶力に課題を感じているあなたに向けた本です。

昔から、さまざまな記憶法が提唱されてきました。
もし記憶することが得意になれば、人生のあらゆるシーンで役に立つにちがいない。
そう思って、記憶術の本を手に取った人も少なくないでしょう。
実際、覚えることが得意になれば教養は広がるし、複雑なエンタメも楽しめるようになります。
子どもなら学習の成果も出やすくなり、自己肯定感も上がるでしょう。
記憶には、「自分の世界」を変えるだけのインパクトがあるのです。
けれども、本で紹介される記憶術はどれもなんだか難しく感じられて習得に挫折してしまった、
という人も少なくないのではないでしょうか。

本書では、記憶にまつわるさまざまな研究を紹介しながら、
誰でもラクに覚えられる方法を提案します。
また、子どもや部下など他者の記憶力を上げる方法についても紹介します。
おとな自身の学び直しのためだけでなく、子どもの勉強をサポートするときにも、
記憶についての知識が役に立つのです。

著者紹介
畔柳圭佑(くろやなぎ・けいすけ)
モノグサ株式会社 代表取締役CTO。東京大学理学部情報科学科卒。東京大学大学院情報理工学系研究科にてコンピュータ科学を専攻。分岐予測・メモリスケジューリングを研究。修士(情報理工学)。修了後は、グーグル株式会社(現・グーグル合同会社)に入社。Android、Chrome OSチームにて、Text Frameworkの高速化およびLaptop対応、ソフトウエアキーボードの履歴・Email情報を用いた入力の高精度化、およびそれを実現する高速省メモリ動的トライの開発、ジェスチャー入力の開発に従事。2016年、モノグサ株式会社を竹内孝太朗(CEO)と共同創業。CTOとして記憶のプラットフォーム「Monoxer」の研究開発に従事。

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もくじ

はじめに 覚えることが「つらい」のはなぜ?

第1章 記憶がトクイだと人生が楽しくなる!
1-1 検索できれば、記憶はいらない?
1-2「暗記よりも理解が大事」という誤解
1-3 アイデアは記憶から生まれる
1-4 記憶で「自分の世界」が変わる
1-5 記憶が得意な子どもはトクをする
Column 幼少期の記憶力が衰えてきているように思えるとき

第2章「記憶」とはなにか?
2-1 数分の「短期記憶」と、もっと短い「感覚記憶」
2-2「長期記憶」には2種類ある
2-3 人間は、どのように覚えるのか?
2-4 忘れた記憶はどこにいった?
Column 忘れたい記憶から解放される方法

第3章 効率的な記憶のステップ
3-1 9割の人が意識していない最も大事なこと
3-2 ステップ❶ なにを覚えるのかを決める
3-3 ステップ❷ 覚える
3-4 ステップ❸ 覚えた状態をキープする
3-5 ステップ❹ 適切に思い出す
3-6 本の内容を覚えたいときは?

第4章 記憶する習慣
4-1 記憶をメンテナンスするための習慣
4-2 子どもに記憶を得意になってもらう5つの方法

第5章 記憶を味方につけるライフスタイル
5-1 記憶のゴールデンタイム
5-2 記憶力を上げる食事
5-3 軽い運動で記憶力が上がる
5-4「歳を取ると記憶力は落ちる」は本当か?
5-5 ストレスが記憶に与える影響

第6章 記憶ツールがすべてを解決してくれる!?
6-1 ツールに任せられること、人間にしかできないこと
6-2 フラッシュカードの効果を高める使い方
6-3 最新の記憶アプリはどこまでできる?
6-4 記憶ツールを取り入れた組織の驚くべき効果

おわりに 人生を豊かにする記憶のスキル

参考文献

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