社会・経済の本

改訂版 金利を見れば投資はうまくいく

改訂版 金利を見れば投資はうまくいく
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著者:
堀井正孝
定価:
1738円(本体1580円+税10%)
発行日:
2022/6/1
ISBN:
9784295406853
ページ数:
288ページ
サイズ:
188×130(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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ベストセラー改訂版。ITバブル以来22年半ぶりの米国大幅利上げから、
混迷の世界、そして日本の景気を把握する! 運用のプロが教える金利の見方。

著者紹介
堀井正孝(ほりい・まさたか))
SBIボンド・インベストメント・マネジメント(株)代表取締役。国内有数である先進国債券ファンド「グローバル・ソブリン・オープン(通称グロソブ)」元運用責任者。第一生命保険(株)および系列運用会社で債券運用ファンドマネージャーとして従事した後、2005年から2015年12月まで国際投信投資顧問(株)(現三菱UFJ国際投信(株))でグロソブを担当。債券運用歴30年超。

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もくじ

はじめに「金利」を知れば、投資に役立つ
「金利」は金融市場における「炭鉱のカナリア」である/COVID-19(新型コロナウィルス感染症)よりも「金利」が先/使いこなすべき金利は、たった3つだけ/すべては米国から始まる/今の投資、そのままでいいですか?

第1章 金利は景気の“今”を表す
2019年(COVID-19前)を振り返る
1 コロナショック前の米国市場
2019年の世界経済見通し/堅調な株式・商品市場
2 すでに金利は動いていた
金利は警報を鳴らしていた/追い打ちをかけたコロナショック/利上げへ金利が動き出す
2008年の世界金融危機を振り返る
1 リーマンショックは、なぜ起きたのか?
住宅価格が頭打ち/ITバブル崩壊/遅れた各国の利下げ時期/米国景気を押し上げたサブプライムローン/
リーマンショックで米国に激震/NYダウ史上最大の下落/出遅れた主要先進国/米国発、日経平均株価一時6000円台
2 金利はリーマンショックを知っていた
最初に金利が動いた/金利はやはり「炭鉱のカナリア」だ
「インフレ防止→利上げ」という世界共通の課題
1 世界的な物価の上昇
2「利上げ」への道のりは三者三様
上がるのか、下がるのか、知りたいと思いませんか
1 怖いのは下落、避けられないのも下落
2 景気のセンチメントを知る
「経済指標」で景気を判断しようとしていませんか
1 改定される経済指標
2 金利は景気の“今”を表す

第2章 3つの金利で景気は予測できる
1つ目の金利 政策金利(短期金利)
1 政策金利とは中央銀行に支払う金利
2 金融政策とは政策金利の変更
3 日常生活で金融政策を感じる
2つ目の金利 10年国債利回り(長期金利)
1「債券」とは期間・利率を定めた資金調達の1つ
2 10年国債利回りは10年の基準金利
3つ目の金利「社債利回り」について
1 社債と国債は発行体の違い
2 同年限で浮き出る信用力の差
3 信用力は企業より国が上
4 私たちも信用力を使っている
格付けも信用力を公平に評価

第3章 景気サイクルと金利の関係
景気には3つのサイクルがある
1 ISM製造業景況指数は50が基準
2 見えてくる3つの景気サイクル
金融政策と信用力が景気を動かす
3 サイクルは10年・5年・2年半
信用サイクル/金融政策サイクル/在庫サイクル
世界は米国に追随する
1 景気サイクルは米国から始まる
2 プラスする各国の事情
金利から景気後退局面を予測する
1 金融政策サイクルには四季がある
2 ポイント1 :長期金利は短期金利の先を行く、景気の「バロメーター」
まず動くのは長期金利/短期金利はじっくり慎重派/長期金利は敏感かつ行動派/夏の終わりに逆転現象
3 ポイント2:長短金利差は景気の「先行指標」
長期金利-短期金利=長短金利差/夏の縮小は秋の気配/冬の拡大は春の足音/縮小は2段階/長短金利差は予言者
4 ポイント3:長短金利差がマイナスになったら冬接近
長期金利は寒さに敏感/夏の逆転現象は悪い予感
5 過去のデータで検証① ~長短金利は本当に景気と関係しているか
長短金利差の方向転換で季節が変わる/2段階の縮小で晩秋を知る/夏の悪い予感が的中/長短金利差は景気を知る大きな手がかり
6 過去のデータで検証② ~秋の縮小は景気後退のヒントとなるか
秋の決めごと/コロナショック前も例外ではない/秋の縮小で冬支度を
7 長短金利差1%割れは注意、0%割れは警告
長短金利差は景気の道しるべ/見逃すな、1%と0%割れ

第4章 信用サイクル
なぜ10年に1度、世界的金融危機が起こるのか
1 銀行が融資するか、それが信用サイクル
①リスクオン局面「喜んで貸します」/②レバレッジ局「少し不安、でも貸します」/③リスクオフ局面「検討しましたが、残念です」/④財務緊縮局面「元気になったら、また」
2 約10年に1度、景気は地に落ちる
融資の消極化が景気後退を呼ぶ/3つのサイクルが合体して負の威力増強/鍵を握る3つ目の金利
社債スプレッドは信用サイクルを物語る
1 社債利回り-国債利回り=社債スプレッド
2 景気が悪いと社債スプレッドが拡大
社債スプレッドで景気後退を予測する
1 企業財務の健全性(安全性)を測るレバレッジ比率
マンション購入、自己資金とローンはそれぞれいくら?/レバレッジ比率は高いと不安?/株価は見た目、社債スプレッドは性格を表す
2 社債スプレッドでわかる企業の信用力
銀行融資と企業借入は表裏一体/①リスクオン局面「積極性が強味」/②レバレッジ局面「見た目に騙されるな、本質を見抜け」/③リスクオフ局面「メッキがはがれる」/④財務緊縮局面「生まれ変わる」
3 レバレッジ局面の特異性
レバレッジ局面の不思議/最後の一手は自社株買い/期待と不安が共存/株価変動率が上昇
4 景気後退のサインは、社債スプレッドの拡大
レバレッジ局面で気づけるか/株価の上昇+社債スプレッドの拡大=危険信号
COLUMN 1 チーム運用という得難き経

第5章 お金は世界を回っている
お金(米ドル)は世界を回っている
1 新興国の代表は中国
2「基軸通貨」と言われる米ドル
3 米ドルは血液
米ドル流動性(ワールド・ダラー=WD)
1 WD=国内ドル+海外ドル
2 WDを分解
国内ドルは金融緩和で膨らむ(=米国マネタリーベース)/海外ドルは米国債に姿を変える(≒世界の米ドル外貨準備高)
米貿易収支が新興国の景気を左右する
1 米貿易収支が米ドルの流れを決める
貿易赤字拡大で、海外ドルが増加
2 海外ドルが為替介入で新興国の外貨準備高に
為替介入で米ドルが中央銀行に集合/米ドル頼みの新興国経済
WDから見る新興国経済
1 米国と新興国には時差がある
米国が山頂の時、新興国は谷/米国の好景気がやがて中国の好景気に
2 過去のデータで検証〜ドル安が新興国に好景気をもたらす
3 過去のデータで検証〜米国の景気は時間をかけて移動する
4 WDから世界が見えてくる
2つの基本/WDの伸び率(前年比)は景気の現れ/米国はWDで世界経済を牽引できるか
COLUMN 2 失敗を認めることの大切さ

第6章 すべては米国から始まる
景気サイクルを予測に活かせ!
1 完璧なんてあり得ない
2 やるべきは、金利の「活用」と予測の「修正」
米国の今を知る
1 金融政策サイクルから見た米国
世界金融危機からの1周目/復活への2周目/穏やかな3周目/波乱の4周目/最近の天候を考えてみる/今の季節は?
2 信用サイクルから見た米国~本質を見抜けるか
利上げという既定路線
1 なぜ今、利上げ?
あり得ない高さのインフレ率/COVID-19対策の逆効果/膨らんだFRBのバランスシート/一丸となって「インフレ抑止」
2 金利はどこまで上がるのか?
漠然とした不安心理/2つの予測値/FOMCメンバーの長期水準/ロンガーランと政策金利、長期金利の経験則/利上げは2024年に終了か/サイクルの短期化に注意
3 利上げで株価は下がるのか?
利上げと株価のタイムラグ/利上げの一時的な恩恵/景気減速局面は、実りの秋米国の今後を予測する
1 シナリオを描く
(1)信用サイクル(1番大きなサイクル)/(2)金融政策サイクル
2 シナリオごとの特徴
3 シナリオ1:一気に冬へ
既に景気減速か/スタグフレーションの可能性/サプライチェーン問題の終わり/WDが急縮小で冬到来
4 シナリオ2:信用スプレッドは盤石か異例の事態発生
米国から新興国へ/人民元ショック/コロナショック後、債券で調達難を回避/新興国債券市場に資金流入/資金流入はレバレッジ局面/新興国社債スプレッドはカナリアになれるか?/為替リスクが重石になる可能性も/危機では銀行間与信残高が激減/潜む信用サイクルの危機
“今”+New、修正力を研ぎ澄ませ

第7章 ユーロ圏という大国
他に類を見ないユーロ圏事情
1 ユーロの誕生
2 一律の金融政策、バラバラの財政政策
3 差がつく国の信用力
先頭に立つドイツ
1 金融政策は昔も今も米国に追随
2 長短金利差もまた然り
ロシアと欧州の密接な関係
1 特殊な欧州のエネルギー事情
ロシア依存を高めた欧州グリーンディール/欧州発の天然ガス危機
2 欧州金融機関のロシア向け融資
跳ね返ってくる制裁
1 典型的なスタグフレーション
エネルギー高でインフレが加速/景況感はすでに減速/まさにスタグフレーション
2 利上げできるか、難しい判断を迫られるECB
米国のインフレとの違い/見えてきた「利上げ」という本音/量的緩和策も終了へ/利上げに反対する南欧諸国/南欧諸国の事情
3 金融引き締めが、気づけば、信用収縮へ
跳ね返ってくる対ロ制裁/欧州発の金融危機、過去の教訓/見るべき指標
COLUMN 3 引き継がれる信頼関係

第8章 一筋縄ではいかない日本
景気循環の歴史から学べること
金融政策サイクルのお国事情
1 黒田日銀総裁による大胆な金融緩和
2 金融政策サイクルの新生児たち
縮小したままの長短金利差/実は長短金利差は拡大~日本にもシャドーレート/「円高との戦い」との決別/円高期は、実は景気回復期
3 日銀が密かに金融緩和を縮小
マネタリーベース拡大の鈍化/マネタリーベース拡大の仕組み/ステルステーパリング開始か止まらないインフレ利上げできない日銀
1 インフレを呼ぶ悪い円安
実感する物価上昇/上昇するだろうCPI/悪い円安/日銀の希望的観測
2 さらにインフレを呼ぶ資源高
輸入依存の日本/資源高の悪循環
3 利上げできない日銀の実情
膨れ上がった国債保有残高/日銀だって一企業、収益源は長短金利差/利上げで逆ザヤの恐れ
困難を極める日銀の出口戦略
1 どっちを選んでもイバラの道
YCC(イールド・カーブ・コントロール)の行方
2 YCC修正で長短金利差拡大
黒田日銀総裁の任期満了で、YCC修正か/YCCを5年に/期待できる好循環/過去3回、割高修正で国債急落
3 YCC継続の意思表示
指値オペ/円安で、難しくなる出口戦略

第9章 投資で成功するために
金利で投資環境を測る
1 意外に難しい「総合的判断」という代物
2 投資環境スコアを作成~自動的に総合的判断
4つの基本データ、5つの項目/実際にスコアを作成/個別スコアの意味合い
3 ボトムの予測~投資環境スコアは過去の危機を見破れたのか
季節に合った商品選びの勧め
1「景気回復=全て上昇」ではない
ピークは順番に訪れる/株式のカテゴリーによる違い
2 商品市況は新興国とタッグを組んでいる
商品指数の下落は、米国にはプラス/豪ドルは新興国経済に連動
3 為替も大事な収益源
基本は1年かけて米利上げ⇒円安ドル高、一時的に短縮も/米国か、他の先進国か?/外債投資は債券のリターンも享受できる
4 季節によって優位に立つ商品がある
5 冬支度だけは忘れないで!!
冬一歩手前に気づくべし/長短金利差縮小後期の騰落傾向/冬に向け、資産配分見直しを
投資の心得
1 金利は有効な景気判断ツールである~売買ではなく、“使う”
2 全ては循環する~軸をぶらすな

おわりに「金利」に教えてもらう転換点

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