マネジメントの本

高賃金化

高賃金化
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著者:
田尻望
定価:
1848円(1680円+税10%)
発行日:
2023年12月21日
ISBN:
9784295409229
ページ数:
298ページ
サイズ:
188×130(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレス
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30年間、給与水準の上がらない日本で、劇的に賃上げを続けてきた会社が考えていること。


本書は、1人1時間あたりの付加価値生産性を高めて、
「高収益化」と「高賃金化」を一気に達成する方法を教える本です。

▼ キーエンスの付加価値経営から学んだ、稼ぐ人と儲かる組織のつくり方

「世界的に見て、日本人の給与は低過ぎる」
「日本では、ここ30年間ほとんど賃金が上がっていない」

とよく言われますが、これは、今の日本社会における
非常に深刻な問題と言わざるをえません。

その問題の原因は、いったいどこにあるのでしょうか?
結論から言うと、大きな原因の一つとして、
日本の会社は「1人1時間あたりの付加価値生産性」が低いことが挙げられます。

給与を上げるには、最終的に「1人1時間あたりの付加価値生産性」を高め、
会社として収益をアップさせることが必須条件となります。
しかし、それは容易なことではありません。

なぜなら、そのためには個々の社員、幹部クラスの人たち、
そして経営者がそれぞれの立場で考え行動し、
全社一丸となって取り組まなくてはならないからです。
決して個々の社員のみが、
または経営者だけが頑張って実現できることではないのです。

そこで本書では、「1人1時間あたりの付加価値生産性」を
高めるために何をしたらいいのかを、

・個人やチームとして取り組むべきこと
・組織として構造改革しなければならないこと

という両面から考えていきます。

「経営者の方々」にとっては、会社の高収益化と高賃金化の両方を達成する
コンセプトと仕組みを学んでいただき、社員も自分自身も幸せになるために。
「会社で働くあなた」にとっては、もっと多くの給与をもらって、
経済的にも精神的にも豊かな人生を送れるようになるために。
ぜひ、本書を役立てていただけたら幸いです。

著者紹介
田尻望(たじり・のぞむ)
株式会社カクシン 代表取締役CEO。京都府京都市生まれ。大阪大学基礎工学部情報科学科にて、情報工学、プログラミング言語、統計学を学ぶ。2008年卒業後、株式会社キーエンスにてコンサルティングエンジニアとして、技術支援、重要顧客を担当。大手システム会社の業務システム構築支援をはじめ、年30社に及ぶシステム制作サポートを手掛けた経験が、「最小の人の命の時間と資本で、最大の付加価値を生み出す」という価値主義経営®︎の哲学、世界初のイノベーションを生む商品企画、ニーズの裏のニーズ®までを突き詰めるコンサルティングセールス、構造に特化した高収益化コンサルティングの基礎となっている。その後、企業向け研修会社の立ち上げに参画し、独立。年商10億円~4000億円規模の経営戦略コンサルティングなどを行い、月1億円、年10億円超の利益改善などを達成した企業を次々と輩出。企業が社会変化に適応し、中長期発展するための仕組みを提供している。著書に『構造が成果を創る』(中央経済社)、『キーエンス思考×ChatGPT時代の付加価値仕事術』(日経BP社)、『付加価値のつくりかた』『再現性の塊』(かんき出版)がある。

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もくじ

はじめに

第1章 経営者と社員で「高収益」「高給与」を目指す
本音を言おう。「夢がないんじゃない。お金がないんだ!」と
「給与が上がる」と多くの問題は解決し、
「給与が上がり続ける」と未来に希望を持てる
逆境時代に学んだ「価値の最小単位」=「感動」の重要性
「価値をつくって提供する方法」を仕組み化せよ
「正しい努力で価値をつくれば報われる」
経営者と社員が手を取りあって「高収益」「高収入」を目指す仕組みづくりを
会社の収益、給与の源泉は、「1人1時間あたりの付加価値創造額」
「最小の資本と人で、最大の付加価値を生み出す」仕組みをつくれ
誰もが「少しの勇気」と「価値ある努力」で目指せる高給与
経営者は社員に「給与を上げる仕組み」を明示し、約束すべし

第2章 なぜ給与が上がらないのか?
給与を上げられない「ハリボテ経営者」の4つの特徴とは
「大事なのはお金じゃない」と言う経営者は給与を上げられない?
「成長をやめた、意思決定権を持つ幹部層」ほどやっかいなものはない
「枷となるポジション」の幹部層によって機能不全に陥っていないか
「給与」の源泉が「価値」であることを理解していない社員たち
「価値」を数値化し、「想定価値」を示さないと給与は上がらない
仕事の「仕組み化」「構造化」で自動的に給与は上がる

第3章 高給与を目指す働きかた
「最小の時間」で「最大の付加価値」を生み出す
「付加価値最大化の仕組み」を組織内で拡大していけば給与は上がる
業務の「棚卸し」で「もっと短時間で同じ付加価値を生み出す方法」を考える
「営業」はどう付加価値を下げずにムダな仕事を減らすのか?
やめられない仕事は「スキルアップ」と「仕事の仕組み化」で時間短縮を
「自部署」を最小の時間で働けるようにするには、まず上司を味方につけるべし
「なぜ失敗したのか?」よりも、「なぜ成功したのか?」を追求して言語化する
自部署での成果を言語化し、成功の仕組みを「他部署」にも拡大する
あなたが生み出した付加価値を「数値」「変化」「基準値」で明確化せよ
「時間軸」と「人軸」の幅を広げて想定価値を算出する

第4章 社員の価値最大化と報酬戦略
「高利益化」と「高給与化」を同時実現する組織を目指せ
「最小の人と資本」で、「最大の付加価値」を生み出す
「社員の価値」を最大化すれば、経営者の予想を超えた成果が生まれる
「3つの歯車」がかみ合って回転する「キーエンスに学ぶ報酬戦略」
さぼることが許されない全社業績連動型報酬
離職率を下げるには「報酬の分配タイミング」を早めよ!
職務よりも責任を重視する、「クラス別評価制度」
1時間でいくら稼ぎ出すべきか?「時間チャージ」という考え方
「相対評価」が引き起こす「シェア争い」という効果
どんなにいい評価制度をつくっても、的確な「評価者」がいないと意味がない
バックオフィスにも求められる「明確な成果(付加価値)」
「シングルインプット」「マルチアウトプット」が必須
1年の終わりに社員が決算を楽しみにする会社にせよ
「シーズ起点の組織」ではなく、「ニーズ起点の組織」をつくれ

第5章 すべての人が「会社の価値向上」にかかわる組織へ
会社の価値とは「市場への貢献価値=市場に対する問題解決量」である
モノを売る「セールス」から、会社の価値を高める「コンサルティングセールス」へ
「買わない」という意思決定をされたら、ステップを踏んで改善に挑め
ChatGPTに聞いてわかった「トップセールスと売れない営業の差」
マーケットイン型の組織体「キーエンス」に学ぶマーケット起点の組織構造
営業がわかっているマーケターでないと「新規引き合い量の確保」はできない
マーケティングの使命は、最終的に「営業(セールス)を不要にすること」である
商品こそが「最強の営業(セールスパーソン)」であると考えよ
メガトレンドを見すえ、市場ニーズと会社側のシーズを結びつけた研究開発を
「商品開発」の肝は「実現性(技術力)」と「開発期間の短縮」
「生産管理」が目指すべきは「即納」と「ジャストインタイム納品」
「事務部門」で働く人は、「脱・作業者」を目指して組織全体を俯瞰せよ
「価値のある学び」は正しい。会社は社員に学びを強制しよう
自社の価値向上を阻む「ボトルネックはどこか?」

第6章 諦めずに、今すぐ始めよう
どんな人も会社も取り組める「付加価値向上のための3ステップ」
「G-PDCA」を確実に回す「報連相」
短期間で利益率を一気に上げる「価格アップ」の裏技とは
「離職」「採用」「付加価値生産性の低下」
社長のリアルな疑問&悩みにお答えします
最後に伝えたいメッセージ「前向きに生きる。積極的に生きる!」

おわりに

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