マネジメントの本

コンビニの店長だった私が上場企業の社長になった今も大切にしている商売の心得

コンビニの店長だった私が上場企業の社長になった今も大切にしている商売の心得
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著者:
福井康夫
定価:
1518円(本体1380円+税10%)
発行日:
2013/8/30
ISBN:
9784844373254
ページ数:
192ページ
サイズ:
188×130(mm)
発行:
クロスメディア・パブリッシング
発売:
インプレスコミュニケーションズ
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私は35歳まで、どこにでもいる普通のサラリーマンでした。それでも今、曲がりなりにも上場企業の社長にまでなれたのは、これまでの様々な人たちと出会い、そして多くのことを学んできたからです。 セブン-イレブン・ジャパン鈴木敏文氏からは商売の心得を、タリーズコーヒー創業者松田公太さんからは情熱と希望を、俺の株式会社、坂本孝氏からは経営者としての心得を。また、これまで一緒に働いてきた多くの仲間たちが気づかせてくれた、たくさんのこと。 これらの学びによって、その度に私は大きく成長しました。わずか30坪のコンビニという小さなお店からスタートした私の学びのストーリー。その小さなお店には、商売をする上で決して忘れてはならない心得が詰まっていました。それを流通・小売に携わるすべての人にお伝えしたいという願いを込めて、本にまとめました。


著者紹介
福井康夫(ふくい・やすお)
1968年千葉県生まれ。91年早稲田大学法学部卒業後、旧三和銀行入行。融資営業の担当業務を通じ流通業に興味を持つようになり、95年セブン-イレブン・ジャパンに転職。店長として売り上げを拡大しながらも、最も残業の少ない店長と言われる。その後スーパーバイザー(OFC)を経験した後、情報システム本部にて店舗システム推進、新規事業の立ち上げを経験。約8年にわたる流通現場の経験を生かし、2004年メディアフラッグ設立。事業コンセプトは「“IT”と“人”をキーワードに、流通業界に新しい価値を創造する」。流通小売業向けアウトソーシング事業を展開し、2012年に東証マザーズに上場を果たす。

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もくじ

はじめに

第1章 仕事の原点
仕事への姿勢が人生を左右する
松田公太さんに触発された情熱

第2章 わずか30坪のお店が教えてくれた商売の心得
経済効率だけでお客はやってこない
売り場に自ら立つことが最高の仮説になる
大事な数字こそ疑え
人が変わるのではない、売れるものが変わる
非効率なことが売り上げをつくる
売ってはいけない野菜を売る信念
足りない能力は工夫で補える

第3章 働く仲間から学んだ店長の心得
コンビニを動かすのはシステムではなく人
日本一残業の少ない店長の誕生
成長を実感できる場をつくる
自分をさらけ出す
仕事人としての育ちをよくする
人を動かすには一緒に汗をかけ
信頼関係は数字で見えてくる

第4章 セブン-イレブン鈴木会長の教え
じつはスゴい!地味なことの継続効果
お客さまの変化に合わせて毎日、店を新しくする
「機会ロス」と「廃棄ロス」から学べること
仮説を立てるなら現場で最新のものを
他責型の思考と行動からは何も生まれない
なぜ鈴木会長は同じ話を繰り返すのか
信念をもつことの大切さを教えてくれた鈴木会長
経営者に必要なのは信念と愛

第5章 経営者になって身にしみた経営の厳しさ
起業するだけなら誰でもできる
松田公太さんとの再会と叱咤激励
なぜサラリーマン経営者がうまくいかないのか
ギリギリで踏みとどまれた坂本孝さんの教え
社員と本気で語り合うことの大切さ
頭の良さよりも人柄の良さ

第6章 今も大切にしている経営の心得
経営者にもっとも必要な資質
数字で語れない経営者はなぜ不安なのか
「赤字をもっと出しなさい」という教え
成長の実感とは人の成長である
あえて正社員主義で経営する理由
毎日ダイレクトにメッセージを送る
自分の能力以上のものを発揮するには
変に賢くないほうが何でも出できる
大企業の看板をなくすと見えてくるもの

おわりに

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